実践セミナー: 2.不登校児童支援者養成講座
「不登校児童支援者養成講座」の様子
受講前の先生方の悩み
- 教師はカウンセリングの研修を受けていないから、対応できない
- 「学校には行かなければならない」という固定観念にとらわれてしまう
- 「無理をさせなくていい」という考えから、接し方が希薄になる
- 自宅に訪問した方がいいのか見極めができない
- 子どもの悩みがつかめない
- 部屋に閉じこもることで得られるものは?何を求めているのか
- カウンセラーやフリースクールに行くことを教師として勧めるべきか
- 教師がやっていいこと、やってはいけないことは?
- 集団不適応の子どもにどうやって社会性を育てるのかがわからない
講座の目的
この講座では、不登校児童の家庭から見えてくる原因論を開示し、子どもたちの声から導き出された教育現場や地域の青少年健全育成の現場で実行可能な予防・解決法の習得を目的とします。
スクールカウンセラーとは違う、教師だからこそできる支援法を学べます。
講座の内容
- 不登校支援のために~悩みは病理ではない~
- 家庭の中の子どもたち
★不登校児童と家族内トラウマ - 教師が担う「育てるカウンセリング」
- 心理教育
★学校内トラウマ - 不登校児童に対するカウンセリング
★マインド・教育のプロによる学校カウンセリング
他
受講対象者
教職員、保育士、民生委員などの地域支援者、相談員、福祉ボランティア
受講者の声
- 始めは教師の立場として講義を聴いていましたが、だんだん自分の生いたちや、家族をふり返り重ねながら話を聞いている自分がいました。胸に迫ってきて、ちょっと痛かったです。日々の生活は忙しさに流されてか、自分で意識的にか、自分の問題を奥底においやって過ごしていますが、今日の先生の講座でまた確認作業ができました。ありがとうございました。 (小学校女性教諭)
- とても勉強になりました。初めて聞くことが多かったし、実例を聞くことで、とても参考になりました。また、学級経営等で大切なことを改めて学ぶことができました。次回もとても楽しみです。(中学校女性教諭)
- 今日の講座では、教師として考えなければならないことはもちろんありましたが、ほとんどが親としてお話を聞いていました。わが子の姿が浮かんできて、家庭・家族について考えさせられました。互いに関係しあい、支えあっていかなければいけないと思うし、信頼できる夫婦関係、親子関係を築いていかなければならないと思いました。もっとわが子、学校の子どもたちを見つめていきたいと思いました。(小学校男性教諭)
- 〈家族エコロジー〉なるほどと思います。近頃、親の姿は子どもにそのまま反映されていることを痛切に感じさせられています。(わが家の家族エコロジーが)なかなか難しいですね。(中学校女性教諭)
- 教師としてというよりも今日は一個人として考えさせられる内容でした。
子どもは「社会の鏡」といいますが、子どもがそのようなシグナルを出している背景を十分に考えていかなければならないと思います。今日の話をお聞きして、反省することばかりが思い出されます。
今後の講座をお聞きして、私自身が生徒とよりよい人間関係をつくれるようになっていきたいと思います。よろしくお願いします。(中学校男性教諭) - 今日は教師としての立場だけでなく、母親としても受講させて頂きました。わが子に侵入・強制・支配感を感じさせていないか、「ごめんね」「ありがとう」という言葉かけができているか、など、自分を振り返る機会を持つことができました。(小学校女性教諭)
- 「不登校は病気ではない」「治療ではなく、訓練で回復していく」という事が印象的でした。
自分の家の「家族のあり方」「父親の存在」など、子育てのことも考えさせられました。子どもにとって親の存在は大きいですね。子育ては難しいなぁ。
あるがままの私を期待して、信頼して、ほめる。存在そのものをほめるというお話は、とても共感しました。学校で家庭で実践できるようになりたいです。(小学校男性教諭) - 学校でできることは、不登校になる前の予防的、開発的カウンセリングが大切なことに納得。そしていつでも戻ってこれる学級づくり、担任と子どもとの関係づくり。もっと子どもを見つめ、心豊かに育てていきたい。(小学校男性教諭)
- 教師にできることは、不登校にならないような学級づくりだということに同感だと思いました。予防にどれだけ気を使っているだろうかと反省させられます。もっと学校全体で、学級集団づくりに取り組みたいです。(中学校男性教諭)
- カウンセラーの知識がなくても、教師にできる支援を教えていただき、ありがたく思いました。日々の実践で活用したいと思います。(中学校女性教諭)
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