解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
地球家族エコロジーとは?
時折、協会の名称について尋ねられる時があります。
今回はこの法人名について少しお話ししましょう。
エコロジーとありますので環境団体のようですが、これは、“大いなる大自然に生かされている
ことへの感謝”を表わしています。
私たちは、すべて他からの恩恵を受けて生きています。だからこそ、“あたりまえの事をも与え
られた恵み”と感謝できる心性が必要です。
そして、生活するということは、その恩に報いていく行為です。よって、自己責任に基づいた報恩
としての行動が求められます。
また、家族エコロジーというのは、家族というものは、循環(円環)的な因果論により、家族それぞれが
影響しあっていることを表わしています。
つまり子どもの変容は、母親だけが原因とか、父親だけが原因とかではなく、循環と調和の絶妙な
バランスを維持している生態系(エコロジー)のように、連なりあう家族が互いに影響を及ぼしあっている
のです。
今や環境問題も一国の範囲の問題ではなく、地球規模へ拡大していっています。
世界の国の人々は、大地を共有しています。遠く離れた国に居ても、足を踏ん張っている大地でつな
がっています。まさに分析心理学のユングが提唱した集合的無意識のように人類を連なりあう存在と
しているのが、「地球」の大地です。
古来大和民族は、太陽をお天道さま、大地をうぶすな(産土)さまと大自然への畏敬の念をもって呼称
し、自戒の規範としておりました。
地球家族は、連なりあい、互いの自立性を保ちながら支えあい、活かしあって生きていく、大地(大自
然)に根ざした生き方、共生(Normalization)の家族を表現しています。
今回始まった〈たらちねサポート〉https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php は、
これまでの「ゆにわの会」https://www.interbrain.co.jp/yuniwa/ の実績を踏まえ、当事者が部屋
から出られないような状況からでも、両親のはたらきかけにより、動き出せる方法を公開するものです。
協会名に込められた理念の実際化として運営されるものです。
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