解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
身近にあるひきこもり
今日は、私の会計事務所時代の税理士の先輩と話をする機会がありました。
数年ぶりの再会で懐かしい思い出話も聞けました。
そんな中、「顧問先にもひきこもりがいるんだよね」と話があり、あらためて、どこにもごく身近にこの
問題があることを実感しました。
かねて、ひきこもり当事者対象の講演会でなくても、必ずといっていいほど講演の後に話しかけてこ
られる方がいて、「ウチの近所に・・・」とか「私のオイが・・・」といった話が聞かれます。
それほど、日常的な生活のそばに“ひきこもり”という現象が起っているのです。
この先輩からも、不登校児童やひきこもり青年たちにいったい何をしていけばよいのか、何ができる
のかといった質問を受けました。
一般的には、<病院へ連れて行く=薬を飲ませる>といったことがイメージされているようですが、
何が問題であるのかが見えていない状態と言えます。
甘えを失くす?
やる気を出させる?
頭がおかしい?
それを治す薬でもあると言うのでしょうか。
精神科医の斉藤学氏はその著書の中で次のように述べています。
『学校制度を支えている教師たちの中にも、学校に来ない子を見てあわてたり、障害児と決めつける
人がいて、そこに過剰な心理療法主義に冒されて、社会というものが見えなくなった精神科医や治療
者がそろうと、現在の登校拒否問題の図式が一応できあがります』
『・・・むしろ治療の必要のない子たちが入院させられ、向精神薬を服用させられ、病院でしか暮らせ
ない人たちになってしまうことの害の方が恐ろしい』(家族依存症)
この著書は、16年も前のものですが、この傾向はいまだに強いことは、私も日々の活動の中で常に
感じています。
もとより私は医者ではありませんので、相談者に病理性がうかがえた場合は、連携している病院
(精神科)にお願いしています。治療ルートにのせることで、事態の改善が見られ、社会参加できた方
もいるのは事実ですが、多くは治療を必要とする状態ではない子たち、青年たちです。
では、何が彼らに必要なのかというと、それは訓練です。
社会へ健全な適応ができるようになるためのトレーニングです。
もちろんその時に大切なことが、かかえているトラウマの解放、昇華です。
不登校、ひきこもりの一要因にもなっているそれぞれのトラウマをそのままにして、生きていく力を
回復させることは困難です。
当事者たちに必要なことは、癒しではなく活かしなのです。
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