解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
新年を前にして
この記事が、今年最後となると思います。
今日は一日がかりでクリスマスのイルミネーションの片づけをし、明日は大掃除です。
明後日は実家へ家族と帰ります。長女、二女は正月も仕事だそうで、本当にご苦労様です。
先日、新聞で情けない記事を見ました。
大分にある宇佐八幡宮の古札納札所に、生ゴミや関係ないゴミが投棄され、今回から廃止されると
いった記事です。宇佐八幡宮は、全国の八幡神社の総本宮です。
大分の教育委員会の教員不正採用が今年発覚されましたが、なんとも嘆かわしいニュースばかり
です。大分県民の皆がそういう人間ではないのでしょうが。
他の神社でも同じような状況が増えてきているそうですが、日本人のモラルはどこへいってしまったの
でしょうか。
ご神札とゴミを一緒にできる神経が理解できません。
お札をモノと見ているのでしょう。古くなったからゴミに出す。そこに何のためらいも無いのでしょう。
伊勢神宮に参拝した折に西行法師によって詠まれた有名な歌があります。
『何事のおはしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる』
大自然の息吹に生命力、意志を感じ、恐れ畏む感性が今の日本人に無くなってきている気がします。
以前ある神社に参拝した時に、観光客と見られる若いカップルが、遠くから賽銭箱に小銭を投げ込み、
手も合わせずに「ヨロシクッ!」と走り去った光景を目の当たりにし、愕然としたことがありました。
若者たちが悪いのではありません。
まともな教育も出来ず、そんなふうにした親が悪いのです。
「生かされている生命に支えられて生きている」という感性をもった親、大人たちが今どれだけ
いるでしょうか。
神社は大自然をお祀りしている場所です。
「えっ、神さまじゃないの?」「自然を祀るって、どういうこと?」
こんな声が聞こえてきそうです。
私たちは天体の影響を受けている「宇宙の子」であり、自然の中に生息する「自然の子」です。
日頃は「世間の子」だけを意識して生きていませんか?
だから世間体ばかり気にかけ、大事なものを見過ごしているのです。
世間体から体裁ばかりとりつくろい、わが子が不登校やひきこもりといった自己治療的な行動でSOS
を発信しても、世間体を優先させ、ひた隠しにし、わが子の訴えはなおざりにされます。
「お天道さま」「お月さま」といったように、古人は自然を崇めていました。
「お天道さまが見てござる」が、生活の中での倫理観の規範となっていました。
初詣ではいい機会です。
自己を超えた力の存在の前に額ずき、自己の無力を悟ることが大切です。
わが子をコントロールしようとした傲慢さが、子どもたちの個性、存在価値を奪ってしまったのです。
子どもたちは「自然の子」です。天分を引き伸ばしてあげるのが親の役目です。
親の身勝手な期待で、わが子をコントロールしようとしてしまえば、わが子から暴力や依存で支配され
ることになるのです。
生かされていることに感謝し、身を慎み、関わりあうすべてのもの(人も物もわが子も)を敬い、
「お蔭さまで、ありがとうございます」という謙虚さをそなえれば、子どもはあるがままに真っ直ぐ育
つのです。
来年も、より多くのご家族とのご縁を大切にして、家族再生の場づくりを一所懸命やっていきます!
一年間ご購読誠にありがとうございました。
皆さまのご家庭が良き年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げます。
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