解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
地元の悲しい事件です。
福岡で18日にあった小1男児の殺害事件は母親の逮捕という衝撃的なものでした。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/49418
その後の供述が徐々に明らかになってきましたが、「何もしてくれない」 の言葉に絶望し衝動的に殺害
したもようです。
この男児は、発達障害があったようで、母親も自分の病気とあわせ大変ご苦労をされていたようです。
これまで当協会でも発達障害による不登校などの相談があっております。
実際、ご家族の育児にかかわる大変さは並大抵のものではなく、周囲の無理解さなども加わり、この
母親もかなりのストレスがかかっていたと思われます。
もちろん、殺人は何の理由であれ容認できるものではありません。ましてわが子となればです。
悔やまれるのは、相談できる相手がいなかったのだろうかということです。
私共も発達障害の相談の際は、専門機関と連携を取りますが、その難しさにいつも悩まされます。
当事者でなければ理解できない、当事者であっても判断、対応に困惑する場面が多くあります。
そのため、周囲の理解が得られにくく、無神経な言葉に傷つけられるといったことも少なくありません。
不登校やひきこもりでさえ、病気や障害だと偏見の目で見られることが多いですから、見えにくい障害
である発達障害の場合は、本人もご家族も適正な相談場所、相手を得られないことが多いのです。
以前に私の講演を聴いてご相談に来られる方も少なくありません。
話を伺っていますと、「どこへ相談に行けばよいのか分からなかった」という声もよく聞かれます。
やっと相談にいった場所からも「本人を連れてきてもらわなければ・・・」と回答ももらえず、絶望的に
なってしまっていたことも度々です。
まだまだ、不登校やひきこもり、ニートの一般的な認識には多くの誤りがあり、誤解、偏見も強いです。
認識に誤りがあれば、相談に行く先も誤ってしまいます。
病気でない子が、薬により病的になってしまうことだってあります。
ひきこもりの場合、当事者の家族の集まりで、相談者に「もうあきらめましょう」と言っている所もあると
聞かされたこともあります。まさに、不幸な出会いです。
事件の母親も、自殺やわが子の将来を悲観的に考える前に、身近に悩みを打ち明けられる誰かが
いれば、相談する姿勢があれば、こんな傷ましいことにはならかったであろうにと胸が痛みます。
お申し込みはいますぐこちら!
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【熊本出張相談会】
10月3日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)
八代市厚生会館 10月2日 (要予約 0120-870-996)
相談料3千円
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp