解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
強迫的コミュニケーション
相談者の家庭では、その多くが家族間でのコミュニケーションに問題があります。
コミュニケーションとは、元来双方向のものでありますが、これが一方通行になっています。
またそのコミュニケーション法がパターン化され、無意識的なルールが出来上がっています。
これが強迫的コミュニケーションです。
結果だけが命令的に伝えられる場合が最も家族間の意思疎通に歪みを生じます。
「なぜそうなるのか」「自分の意見がなぜ確認されないのか」「どういう意味なのか」などの
疑問が浮上してしまうコミュニケーションパターンです。
特にこういった家庭では、アサーション・スキルが全くと言っていいほど子どもに備わって
いません。なぜなら、協調的に自己主張する手本をほとんど見ないで育っているからです。
自分もよし、相手もよしといった発展的な自己主張がアサーティブな態度ですが、強制し、
コントロールするといった態度で接していることが多いようです。
また、相手に伝えるべき自分をもてずに育っています。
人は、他者に自分を理解してもらいたいという思いがあります。
不登校、ひきこもり、ニートの青少年たちから聞かれるのは、きまって親や大人の無理解
への無念さです。
しかし、理解してもらいたいその自分を認識できていないことも多いのです。
自分が何なのか、どこを分かってほしいのか、周囲にどう思われたいのかが見えていません。
健全なアイデンティテイが構築されていないからです。
特に父子間のコミュニケーションがほとんど分断されているケースが目立ちます。
わが子に向き合って理解をしようとしても、どう声をかければいいのかさえ分からないでいる
のです。直接わが子に語りかけられず、母親を相手に「〇〇させろ」「聞いて来い」と愚痴を
もらす父親も少なくありません。
アイデンティティの構築のためにも他者との関わりが必要です。他者との違い、独自性を
認識することでこそ、自分らしさが見えてきます。
わが子に背中を見せていた親ほどわが子から背を向けられているようです。
子どもたちは、いいも悪いも親の背中を見て育つことは確かのようです。
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