解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
感謝と受容
いかなる問題も解決のスタートラインに立つために重要なことは「受容」です。
現実から目をそらさずに、現実からスタートするということです。
わが子が不登校になる。わが子がひきこもる。これらをありのままに見ることです。
「〇〇だから仕方がないんだ」と都合のいい理由づけをしたり、「親として失格だ」といった過度の
罪悪感で親自身がひきこもってしまうのではなく、起こっている問題をそのまま受け容れるのです。
しかし、この現実は苦痛を伴うだけに、なかなか受け容れられません。本人も同じことです。
「否認」のもう一つの理由は、
それは、これまでが否認することが通常的にあったからと言えます。
不登校やひきこもりが生じてしまう機能不全家族では、感情や苦痛を否認することが家族間の
暗黙のルールとなってしまっています。
感じたことや思うことを自己主張することを許されずにきました。
ですから、目の前の現実を受容することには不慣れで、臆病になっています。
では、どうすれば少しでも受容できていけるでしょうか。
「我に艱難辛苦を与えたまえ!」までにはなれなくても、せめて「目の前の苦悩も与えられた恵み」
と受け止めてみることです。
恵みということは、その先に「豊かさ」が待っています。
その豊かさは、自己の成長であり、家族の絆の深まりです。
であれば、感謝の気持ちが生まれるはずです。
感謝があれば、恵みとして何かを学べるはずです。学ぶためには、謙虚に現実からの問いかけに
答える姿勢が必要です。
その姿勢が出来た時、受容も自ずと出来てきます。
不登校、ひきこもりとは言っても、わが子の命をとられたわけではありません。消息がつかめない
わけでもありません。無事であるわけです。
でもこの無事であることがあたりまえになっていて、わが子がここに居てくれることに感謝すること
を忘れていなかったでしょうか?
「足るを知る者は富む」(老子経)
「あたりまえのことをも与えられた恵み」と感謝できる姿勢が傲慢さを抑え、謙虚さを養ってくれます。
「おかげさまで、ありがとうございます」
この言葉が「受容」の姿勢を作ってくれます。
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