解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
親が変われば子は変わる?
「先ず親が変わらなければ」という言葉は、よく聞かれますが、いささか言い古されたきらいがあり
ます。こういった言葉が出ていても、「変わろうとしているのだろうか?」と首をかしげたくなることは、
決して少なくありません。恐らく、「変わらなければ」とは言っても、何をどう変えればいいのかが、
全く分かっていないのだと思います。中には、色々な相談窓口へ行ったり、講演や研修を受けた
だけで、変わったような気になっている方も多いようです。耳学問が一種のトランキライザー(精神
安定剤)になっているケースです。
当事者家族の集まりなどで、一生懸命他者に「親が変わらなければ」と勧めている方を拝見したり
する場合がありますが、そういう人にかぎって、10年近くもわが子の問題解決は出来ていなかった
りがあります。
どう変わっていけばよいのかと言いますと、わが子へ気づきを与えられる変化が必要だということ
です。当人に気づきがなければ、親がどう変わろうと子は変わりません。
わが子に気づきを与えるためには、先ず「親自身の問題として受け止めてくれるようになった」と
感じてもらえることが必要です。
「学校の責任」「先生が悪い」「親がダメだと思っている世間の偏見が悪い」「格差社会が悪い」など
と言っている内は、何も変わりません。
なぜ学校へ行かないのか、なぜ働かないのかとかいった理由が分かり難いだけに、とかく原因分析
をしてしまいがちですが、同時に「こうなってほしい」といった未来像へ向けた解決志向の視点が
大切です。そのために、どういう状況になったら解決したと見なされるのかを明確にする必要があり
ます。
単に学校に戻ったり、働き出したりが解決ではないことは、これまでにもお話しております。
不登校、ひきこもりが無くなったら全て問題はなくなるのかを考えてみられたらいいです。
解決志向は、今何が出来て、何が出来ないでいるのかを明瞭にしていきます。
できないでいることをできるようにしていくことを実行していかなければなりません。
また、うまくいかなかったやり方を何度も繰り返さないことです。意外にこれが多いものです。
状態の改善は望んでいても、そのために自身の方針を変えることには抵抗を感じるのです。
それがたとえ誤っていも。
「生きかたの見直し」これが、「親が変われば子は変わる」の真意です。
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