解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
親として、自責の念で苦しい
わが子のひきこもりの原因が、過去の親としての子育てが影響していることを知って、自責の念から
わが子へのはたらきかけが出来なくなってしまっている親御さんが少なくないようです。
大前提として、親という席(役割)は、いかなることがあっても降りることができないということです。
どこかの国の大臣のように、責任をとって簡単に辞任するといったことはできません。
後始末もないままの安易な辞任が、そもそも「責任をとった」ことになるでしょうか?
わが子に対して責任を感じるのなら、なおさら何が親としての責任を果たすことになるのかを考えて
みては如何でしょうか。
これから一緒に考えて見ましょう。
先ず、知って頂きたいことは、これまでの誤りを覚ったことで、再び誤った関わりをしてしまわないか
といった不安感があり何事も出来なくなってしまっていると思いますが、その不安感こそ、わが子
が今、動けなくなってしまっている不安感と同じなのです。
ひきこもる青年たちは、過去に失敗や挫折を経験しています。
その経験から、自分の判断に自信がなく、二度と失敗して傷つくことを避けようと、止まってしまって
いるのです。
自身が同じ痛みを感じることで、わが子の痛みに共感でき、寄り添うことができるではないですか。
青年たちは、「明日目が覚めたら、苦悩の種が無くなってくれていないか」と願い、目が覚めた瞬間、
昨日と変わらない現実が目の前にあることに愕然とし、一日を意識を殺して(そらして)過ごし、「明日
こそは」と、再び「無くなってしまっていないか」という幻想を抱きながら、眠りにつきます。
こういった毎日を過ごしていくことで、「問題は最初から何もないんだ」と自分に言い聞かせていき、
やがて現実を全く見なくなります。
親御さんたちも同じではないですか?
ある日わが子が学校へ行かなくなる。
自室に閉じこもる。
受け入れ難いことです。
「明日こそは元に戻るはずだ」と、自分に言い聞かせながら時を過ごしてこられたと思います。
「子どもが何を考えているのか分からない」といった嘆きがよく聞かれますが、同じ迷いや不安を
抱えているのだということを知ってください。
そのことに気がつけば、わが子と共に、現状の改善、解決に取り組もうという意識が自然と出て参り
ます。
「現実を見ていなかったわけではない。親があれこれ動いたとて、本人がやる気を出して動き出さな
ければ何も変わらない」といった声も多いですが、これもまた子どもたちと同じなのです。
青年たちは、「親がこうしたんだ。親が変わらなければ、自分は変われない」と訴えます。
如何ですか?
互いが、相手次第となってしまっています。
そこに自分自身の問題として受けとめ、問題解決に主体的に取り組む姿勢はありません。
これが長期化招く最大の要因なのです。
これから何回かに分けて、自責の念をどう昇華させていくかを一緒に考えて参りましょう。
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