解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
ひきこもりは親のせい?②
「責任」というものに、抵抗を感じやすいのは、例えば「あなたに責任がある」と言われると、あたかも
「あなたが悪い」と言われているような気になるからではないでしょうか。
誰しも自分が悪いと言われれば、いい気持ちはしません。
しかし、ここで考えて頂きたいのは、いいとか悪いとかの評価の問題ではなく、自身の身に起こった
ことへの責任を自分がもつのはあたりまえのことだということです。
つまり、良かろうが悪かろうが、いかなる状態であっても、結果に責任をもつべきは自分です。
ですから、わが子がひきこもってしまった。そのひきこもりを継続させてしまったこと(結果)に対して
は、当然親が責任をつもつべきなのです。
だって、わが子に、わが家に生じていることなのですから。
誰しも、過去の自分の判断や、取った行動に誤りがあったとは、認めたくないものです。
こと、親が子どものために取った判断は、「わが子のために良かれ」と思ってそう判断していますか
ら、動機がわが子のためを思ってのことですから、結果が思わしくなくても、「判断に誤りは無い」と、
責任を負いたがりません。
しかし、動機さえ間違っていなければ、何をしてもいいというわけではありません。
「わが子のために良かれ」と思って行ったことでも、結果わが子が傷つくようなことになったのであれ
ば、その結果に対しては、きちんと責任をもちましょう。
責任をもつというのは、傷つけたことへの謝罪と、その判断がわが子に与えた悪影響を解消していく
ことです。
もちろん、ひきこもり現象は、親の責任だけではありません。
本人が負うべき責任もあります。
本人が負うべき責任は、きちんと本人に負うべきことを自覚させていかなければなりません。
責任の肩代わりは、本人の依存心を強め、気づきの機会を奪うことになります。
責任の自覚を促すためにも、親が自身のことにおいて責任をもつ態度の手本を示す必要があるの
です。
親は、自らの過去の判断の正当性を主張したいがために、結果わが子に与えた悪影響に関しては、
責任を回避しようとします。
この態度は、子どもが抱えている痛みに対しての態度にも反映します。
「そのぐらいのことで」とか、「お父さん(お母さん)は我慢できた」とか、「甘ったれるな!」という
態度では、わが子の痛みに共感どころか、無視したことになります。
どんなに正論であっても、過ぎてしまったり、偏っていては、好ましい結果は出ません。
「人を見て法を説け」で、子どもの目線に降りて、立場に立って聞いてあげる姿勢が大切です。
自分ができたからといって、わが子も出来るとは限らないのですから。
自身の正当性にこだわるのではなく、わが子に与えた影響により、動けなくなってしまった事実に
対して、責任を果たすことが優先されるべきではないでしょうか。
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