解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
ひきこもりを解決するには ④
わが子に変化を起こすために、親がどう変わっていけばよいのかを述べてみましょう。
先ず、生活そのものに変化を加えていく必要があります。
多くの当事者家庭は、長らくわが子がひきこもっていることが当たり前の生活になってしまっていま
すので、例えば、
会話をしない。
食事を共にしない(食事を部屋に運ぶ)。
昼夜逆転で本人が寝ている時間(昼日中)に、他の家族が静かにしている。
居間を本人が占領し、常にカーテンが閉められている。
など、生活のスタイルが固定化しています。
ここに変化を加えていくのです。
会話は出来なくても、ドア越しに声をかける(挨拶など)。
食事を運ばず、食卓へ置いておく。
過度に本人に気を使わない。
専業主婦だった母親が、パートに出るとか習い事に通うといったことも有効です。
生活に変化というよりも、もっと言うと生き方に変化を加えるということです。
これまで、何を優先させて生きてきたかを振り返ってみてください。
私たちは、毎日何かを選択しながら生きています。
いくつかの選択肢の中から、あるものを選ぶには、必ずそこに動機があります。
そのことを選んだ理由です。
その動機に大きく関わっているものが、「価値観」です。
自身の価値観に基づいて、ものごとの優先順位を決めています。
これをより優先させるべきだという動機に基づき、あることを選んでいるのです。
わが子の現在の在りようは、それまでの両親の価値観の総和です。
ですから、価値観に基づいて、後回しにしてしまっていたことに、実はわが子にとって、より優先させ
ておかなければならなかったことがあったということです。
働いて、家族を養っていれば、それで父親の役目は果たしていると思っていませんでしたか?
子どもの個性を見極め、尊重し、可能性に期待していましたか?
自己都合の期待感で、子どもに強要することはありませんでしたか?
自身を守るために、わが子を守ることを後回しにしていませんでしたか?
学歴さえつけていれば、心配ないと思っていませんでしたか?
子どもは自然に育つと思っていませんでしたか?
これまで、重点を置いていたものを見直し、何が子どもにとって本当に重要なものかを考え直して
みてください。
後回しにしていたものを優先し始めると、何かが変わってきます。
両親の生活(生き方)スタイルが変わらないままで、子どもだけを変えることは不可能なことですし、
都合のいい話です。
家庭の中の空気(雰囲気)を積極的に変えることに努めてください。
子どもにとって、落ち着ける環境ですか?
安心できますか?
安らげますか?
和めますか?
置きっぱなしにしていたこと、もう一度取りに帰ってみましょう。
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