解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
不登校を家族の絆で乗り越える②
前回ご紹介したメルマガ購読者の方からのコメントに関し、引き続きお話ししましょう。
このお母さまが取り組まれた中で、大切な3つのポイントがあります。
①行動し続ける
これは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、意外に出来ていないことが多いようです。
「見守る」ということをやっていませんでしたか?
いつも申し上げているように、「子どもを信じて待つ」というやり方は、一番の手抜きです。
子どもの“やる気”に依存した対応です。
子ども次第、あなたまかせになってしまっています。
行動は、手足を動かすことです。
自分は何もせずに、ただひたすらわが子が動いてくれるのを待つのでは、行動していることには
なりません。
だからといって、闇雲に動いても結果は出ません。
すべきでない事を効率よくやることほど無駄なことはありません。
例えば、不登校のわが子を学校に連れていくために、手際よく、見事なまでの連携で、父親が車で
校門まで連れて行き、校門で待機していた二人の教師が、力ずくで教室まで引っ張っていった事例
がありました。
この子は、ほどなくひきこもりました。
あたりまえの話です。
何が問題で、どのような状況にしていくことが最優先で求められるのかを明確にしていくことが
先決なのです。
そして、結果が出るまで(解決するまで)、あきらめず手を打ち続けることです。
②笑顔とユーモアを欠かさない
「笑う門には福来る」
笑える状況になってから、笑うのではなく、笑える状況になるために、強引に笑顔をつくるのです。
ユーモアをまじえるゆとりをもってください。
ゆとりをもてば、寛容さも養われます。
そのためには、視点を多様にもち、大局観でものごとを捉えることです。
学校に戻ることより大切なことはないのか。
バイトを始めれば問題解決か。
そもそも、わが子だけの問題なのか。
本当に心配しなければならないこと、改善しなければならないことは何か。
等を考えてみることで、余裕が生まれてきます。
意気消沈していては、何事も前へ進みません。
そもそも、わが子がひきこもる前に、家庭の中に怒号や罵声がありませんでしたか?
笑い声で、家の中の沈んだ空気を吹き飛ばしてください。
③肝心要は、姿勢・態度
事態の解決のための方法論にこだわるのではなく、重要なことは、事態に向き合う、姿勢と態度
です。
学校に戻すためにどうするかや、働かせるためにどうするかではなく、わが子の痛みに寄り添い、
理解する姿勢がありますか?
子どもが安心して、何事かに挑戦できるための支えができていますか?
目の前の事態を受け容れられていますか?
現実から目をそむけていませんか?
夫婦で、解決のための協力が出来ていますか?
わが子だけを問題視していませんか?
メルマガにご投稿くださったお母さまからのメッセージには、これらの3つのポイントが語られてい
ます。
そして、最後まで希望を捨てないことで結ばれています。
希望は、これからを照らす光です。
即席の解決マニュアルを望むのではなく、労を惜しまず、わが子からのメッセージを読み取って
いきましょう。
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