解決支援者の現場日記 : 旧ブログ

不登校を家族の絆で乗り越える

メルマガ『ひきこもりは動けないから解決できる!』の購読者の方から、ご自身の体験を是非

お伝えしてほしいと投稿がありましたので、このブログでご紹介したいと思います。

 

 

この方は、一年ほど前に最初のご投稿がありました。

中学生のお子さんの不登校に悩まれ、現実を受け入れられず、眠れない日々も続いたようです。

子どもや自分自身の自尊心を取り戻すことに重きを置き、笑顔をキーワードに「家族の絆」を深めて

いったことで、お子さんに変化が現れたようです。

今お子さんは、海外の高校に留学し、小学校の時の元気な楽しいお子さんに戻られたそうです。

ご家族が一丸となって手にした、絆の温もりを是非、下記のお手紙から味わってみてください。

 

 

ここまで来るためにたくさんの苦しみがありました。
ただ、もう家族しか本人を癒すことはできないんだと思い、日々根気強くがんばりました。

本人が、学校ではだめでも、家族はそうは思っていない、自分は学校に行ってないけれど、家族に
愛される価値ある人間なんだ
、そう思えるまでに、ほぼ2年の月日がかかりました。

不登校は日本独特の症状だと言われています。
海外のお友だちにはなかなか理解してもらえず、説明が大変でした。

社会のせいだけではありません。
けれども、やはり、受験を含む日本固有の社会的な雰囲気、独特な学校の雰囲気が、14万人にも
なる不登校を生んでいると言えると思います。

全国対応の不登校専門のカウンセラーにかかったときには、我が家がいる県からの相談が多い、
ということも言われました。
地域的にも、その県の教育委員会の方針や、風土がありその影響もあると感じました。
息子が行けなくなる直接的な原因は中学1年生のときの担任の先生でした。

いずれにせよ、不登校になるとひきこもりにつながりやすくなるため社会に貢献する人を育てること
ができません

本人の心を動かすことが大変難しかったです。
コントロールしようと思っては絶対にいけないですし登校させたいと思ってもいけない・・・
でも結果的に動きました。
そして、いつのまにか、ずいぶん成長した姿の息子に感動しました。

家族の絆は強いです。
こちらが本気で本人を愛していることを意識し、方法さえ誤らなければ、きっといつかは伝わり、元気
を取り戻していきます

家族のつながりは、笑顔です。
そして、笑いです。お母さんの失敗、それを自ら語る、そして笑いです。
明るい笑顔のあるところには、明るい未来が来ます

息子が不登校になるまでは、我が家も仲良し家族で明るい家庭でした。
でも何も知らなかった私は遅刻気味になっていた息子をなんとか不登校にさせまい、と必死に登校
させようとしていました。
毎朝のバトルに疲れ果て、結局、本人は行けなくなりもちろん、主人もそれを受け止めるのに時間が
かかりましたし家族がぎくしゃくしました。

普通に学校に行って元気でいてほしい、これはどんな親でもある普通の願いだと思います。
仕方がなかったと今は思っています。

どうか、他のお母様がたにもお伝えください。
望みを捨てないで、きっと何かが起きる、そのために、今できることを「行動する」ことだ、と。

その行動とは、なんでもない、でも一番大切な「家庭生活」。。。
手間暇かけた、ちょっとしたおやつや、おむすび。
お弁当、お掃除・・・

明るい言葉かけ、メッセージ、大きな声で名前を呼び挨拶すること、嫌がらなければスキン
シップ、家族揃っての食事、望みを捨てないこと、わが子はこんなすごいところがあるといつ
も思うこと、(近い人が感じている感情は、伝播しますから。)
小さいときや生まれたときのかわいかったエピソード、よいところを見つけ、さりげなくほめる
こと、手伝いを頼み、心からお礼を言うこと・・・・・
週末には家族で外食したり温泉に行ったり、遠出の旅行をしたり、いろんな景色や人々を見、
外を歩くチャンスを与えられるようにすること、

このような、なんでもない家族生活が、不登校になった本人にとっては普通よりも何倍も必要だと感じ
ました。

愛されていることの確認、そして家族への所属の欲求が満たされるまで・・・
日々、根気よく続けること・・・
いろいろとあると思います。

一筋縄ではいきません。
試行錯誤で、様々なことを試し続けてください
そして、本人が何かしてみよう、という気持ちになったときのために様々な進路を用意しておいてみて
ください。

家族を信頼して、相談してきたとき・・・・
最初の一歩が始まります・・・・

応援しています!

先が見えず、苦しんでいるみなさんに伝えたいです!
何かがきっと変わります!!

どうか希望を捨てないでいてください!

 

 

いかがでしたか?

家族再生の物語ですね。

家族には蘇生力があります。

このお母さんの素晴らしいところは、

行動し続けたということ。

笑顔とユーモアを欠かさないようにしたこと。

そして、直接的な方法論よりも事態を受け容れる姿勢・態度を重要視したことです。

これらのことについては、次のブログで詳しくお話ししたいと思います。

是非、皆さまも、このお母さまの声をご自身の家庭に活かされてください。

 

 

 

 

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