解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
受容ができているか
わが子の不登校やひきこもりを前にして、戸惑うのは無理もありません。
何が起こったのかさえ分からないでいるからです。
しかし、ここでこのままを続ければ確実に長期化します。
また、何が起こったか、問題は何かを分からないままに策を講じてしまうと、かえって事態を混乱させ
ることになります。
不登校の場合は、過度な登校の促しをしたり、学校側に働きかけてもらったり、ひきこもりの場合は、
部屋から引きずり出したり、働くことを強要したり。
また、いずれも、本人の様子を黙って見てしまうといった誤った対応をしてしまいがちです。
方法は、何が問題で、改善、解決しなければならないことが見えていてこそ選択できるものであって、
見えていない時点で、「どうしよう?」と考えても適切な選択はできません。
先ず必要なことは、「受容」することです。
わが家に不登校、ひきこもりが起こっているという事実を受けいれることです。
ここで重要なことは、子どもに起こっている出来事というとらえ方ではなく、わが家、自分自身の問題
と捉えることです。
“問題”というのは、その時点で、ひとつの自身の限界を知らせてくれます。
ですから、それまでの自分を振り返り、とらえ直す機会を与えてくれます。
そのことは、新たな価値観を得る機会を得られるということでもあります。
「何ができないでいるのか」
「何が分からないでいるのか」
「なぜ、できないでいるのか」
「何がそうさせているのか」
「何を考えずに過ごしてきたのか」
などを気づかせてくれます。
わが子に起こった不登校、ひきこもりという問題に真摯に向き合い、自己の成長のための気づきを
得ていくんだという姿勢になれれば、受容することができます。
そのためには、限界を認めきれる謙虚さが必要です。
新たな価値観を得ることで、行動を改善することができます。
行動改善、自己変革には、価値観の転換が必要です。
現状は、それまでの自身の価値観に基づいた行動の結果です。
現状の問題を解決していくためには、視点を変え(価値観の転換)、問題から実行すべき課題を読み
取っていき、現実に行っていくことしかありません。
現実をありのままに認めるということは、そのままにすることでは決してありません。
そのままにできないからこそ「問題」なのです。
変化を起こしていく。
「受容」できるために、問題を理解し、新たな価値観を得るためには、“学び”しかありません。
親御さんが先ず、労を惜しまず学んでいくことです。
分からないことがあれば、足を使って「聞く、尋ねる、調べる」が基本です。
わが子にも自身の問題を受容することを教えていかなければなりません。
そのためには、親が模範を示すことができなければ、子どもには伝わりません。
一番良くないのは、親ができもしないことを子どもにはさせようとすることです。
子どもからは信頼を得られません。
信頼が得られなければ、子どもは親の促しに応じません。
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