解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
わが子が教えてくれる生き辛さ
8年ほど前から、地元の福祉センターで、不登校・ひきこもりの無料相談を行っています。
https://www.interbrain.co.jp/counseling/
予約制ですが、予約を入れても当日お越しにならない場合もあります。
電話でキャンセルの連絡も無いことも少なくありません。
また、ひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」も同様に、参加予約が入ったにも関わらず、
連絡無しに不参加の場合もあります。
電話での問合せで、「ひきこもりの相談にのってもらえるんですか?もう長いんですが」
(当協会)「はい、親御さんさえ動かれたら、ほとんど解決できますよ」
(ご相談者)「検討してみます」
で終わられる方もおられます。
「??????」で、「いったい何を尋ねたかったんだろう?」と、不思議な思いです。
また、ご連絡頂いた時が、たまたま他の指導でお話をお伺いできず、後の時間を指定してかけ直して
もらうようお願いしたのですが、そのまま電話が入らないということもあります。
こういったところを見ますと、それだけぎりぎりの状態で、やっとの思いで電話をしてきているのだと
思います。
不登校、ひきこもりの解決の鍵を握るのは、一にも二にも親御さんです。
本人のやる気を待ったり、「本人の問題だから」と、わが子の現状改善のみを期待している場合は、
確実に長期化します。いや、しています。
お子さんのありのままを認め、現状の受容を促しますと、激しく抵抗を示されることがあるのですが、
特に暴力を受けていたり、暴言を吐かれ、隷属されるような状況にある親御さんの場合は、多いです。
現実のありのままを認めるというのは、何も子どもの求めるままに応えるということではありません。
受容するということも、あけらめ、本人の好きにさせることではありません。
起こっていることそのままをしっかり見て、目をそらさないということです。
現状をどれだけ親御さんが受け入れられるかが、解決のための要となります。
ともすると、親としての自尊心が崩れ、わが子へはたらきかけることに、全く自信を失くしてしまって
いる場合もあります。
また、何らかのはたらきかけを試みたものの、子どもが全く反応を示さなかったり、反対に激しく抵抗
を現した場合、自身の力の及ばないことに自信を失うこともしばしばです。
しかし、実は親御さんが、この無力を悟ることが重要なのです。
そのことが、これまでわが子を、無意識の内にコントロールしようとしていたこと、また、互いが理解
し合えるだけの充分なコミュニケーションがはかられていなかったことに気づかせてくれます。
ひきこもりの子どもたちの足踏みは、そのまま、上記に記したような親御さんたちの状況を反映して
います。
なぜ、子どもは動けないのか。
自身の心に尋ねてみて下さい。
自己信頼を得られず、あいまいな未来に挑戦出来ないその恐怖感は、わが子からの抵抗に、
親としての自信を失いかけている今だからこそ、理解できるはずです。
思うようにならない(生きられない)苦悶を子どもたちは、ひきこもるという行動で示してくれています。
その痛みを理解し、寄り添うことができた家庭が、絆を取り戻しているのです。
ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2010/06/post-2.php
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