解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
積小為大
「信頼を築く」と申しますが、何事も積み重ねがあればこそ、それなりの結果が得られます。
今日の一手が、いつにつながるかは分からないにしても、いつかに必ずつながります。
布石を打ってこそ、成果の根拠を作り得るのです。
しかし、今日の一手の結果を今日に求めるご相談者も少なくありません。
こちらからあたえた課題に対して、「今日〇〇をやってみたのですが、ダメでした。ムダでした」
「何度言っても動きません」と、そこですぐに結論を出してしまいます。
そもそも不登校、ひきこもりは、生活習慣病みたいなものです。
長年のその家庭の日常に問題があったことで、生じた現象です。
改善を要する状態に気づけず、積み重ねてきた(そのままにした)結果です。
習慣は、衣服に染みついた臭いのように、なかなか取れません。
10年近くもひきこもっていた状態で、「半年ぐらいで治りますか?」とか、5、6年ひきこもっていた
わが子に働きかけを始め、わずか1年ぐらいで思うように変わってくれないと、あっさり諦める親御
さんもおられます。
いずれも、今の現象にしか目をやれないでいるからです。
あたかもリモコンを押して瞬時に番組(画面)が変わるように、一手で全てを変えようと期待するので
しょう。
成果を出すための小さな積み上げ(布石)の重要さが分からないでいると、それを無駄にしてしまう
こと(あっさり諦める)も平気でしてしまいます。
数年前に、勝手にあきらめてしまい、逆にわが子からせっつかれて、再び私共に頼ってこられた
ご家族もおられます。当然、数年前に積み上げてきたものを再度積み上げ直していくことから始め
なければなりません。
「子育ては、待つことが大切」と言われます。
しかし、「待つ」ことを「そのままにしておく」ことと勘違いしている親御さんも少なくないようです。
「待つ」というのは、布石を打ち続けながら待つのです。
実りの収穫を待つ時に、何も手入れをしませんか?
雑草を取ったり、肥料を蒔いたり、手をかけますね。
それでも、収穫の時期(タイミング)があります。
それを「待つ」のです。
手入れをせずにそのままにしていれば、収穫どころかいずれ枯れます。
また、待てない親は、収穫の時期を子どものタイミングではなく、自分の都合に合わせようとして
います。
梅や桜は、春に咲くからいいんです。
勝手に時期を変えれば狂い咲きになってしまいます。
漫才の西川きよしじゃないですが、「小さなことからコツコツと!」です。
〈積小為大〉布石を確実に着実に打っていけば、必ず大きな成果が現れます。
自分の都合を優先させることは、もうやめませんか?
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