解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
受け継がれるもの
子どもたちは、「家」に生まれ落ちるということを実感します。
誕生の瞬間に、その「家」の歴史から来た制約が課せられます。
そういう意味で、人柄(人格)は家柄(家格)によって作られると言えるかも知れません。
「降誕」「降臨」という言葉があります。
いずれも降りてくる元の場所としての「天」という思想があります。
西郷隆盛の「敬天愛人」という遺訓がありますが、空ではなく天という言葉には、そこに何らかの
「意志」というものを感じます。だからこそ敬うものなのでしょう。
「天」から降りてくるのであれば、目的をもってのことだと考えてみてはどうでしょう。
授かりものというよりも、預かりものと考えてみてください。
預かりものですから、返すことが前提です。もちろん社会へ返すということです。
個性を伸ばし、社会でその目的を果たせるように養育・保育・教育していくのが親の役割です。
また、他でもない我が家に生まれ落ちたということは、この子の誕生は、親子双方にとって、ここで
なくてはならない理由があると思います。
こう考えれば、わが子に起こる様々な出来事から、問いかけられている意味を探る姿勢が得られ
ます。
なぜわが家に起こったのか、わが子がひきこもったのかを考えてみなければなりません。
そこに親として、学ぶべきことが示されているはずです。
家族療法で使用されるgenogram(心理的家系図)による分析を行うと、代々の原家族から受け継が
れてきた負の歴史が読み取れます。
バトンリレーで受け継がれてきたものは何か?
それは、他者コントロールと責任転嫁の行動様式です。
愛情によりわが子を支配、コントロールしてしまったことと、わが子の責任を肩代わり(甘やかし)して
しまったことと、逆に親が負うべき責任を子どもに転嫁(親の役割の放棄)してしまったことです。
親御さん自身が、祖父母の代から、どのような親子関係を結んできたかを振り返ってみてください。
必ず、わが子に刷り込んでしまったもの(誤った信念)が見えてきます。
地震などの天災が起これば、かねて気づかずに恵まれているものに気づけます。
日本の少子高齢化、ひきこもり・ニートなどの青少年問題は、「家」というものに気づかされる
天からの災いとも思えます。
災いと幸いは表裏一体です。
苦悩や痛みを伴う目の前の現象から目をそらさずに、自己責任で立ち向かっていった家族には、
深い絆という幸いが戻ってくるのです。
ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/05/post-2.php
当事者の青少年向けのブログはこちらです。
アダルトチルドレンからの回復http://forum-hokushin.weblogs.jp/
お申し込みはいますぐこちら!
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/
ひと育て家庭ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/
家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
【毎週月曜日無料相談会】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
【熊本出張相談会】
7月8日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館
7月7日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館
【北九州出張相談会】
7月14日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp