解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
罪悪感を抱えあう親子
ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉の開催目的の中には、親御さんに元気になってもらう
というものがあります。
それは、無理も無いことでしょうが、ほとんどの親御さんが親としての無力さを思い知らされ、また、
自分たちがわが子に与えたであろう心理的負担を省みて、がっくりと肩を落とされ、時には涙をこぼ
しながら語られます。
私がかねてより申し上げていることは、反省心はいいのですが、責任感も強すぎると、自分のした
行為を「罪」と判断し、それを贖おうとします。それは絶対やめましょうということです。
その贖いが、一生わが子の面倒を見ることや、自らの命を断つなどということになれば、それこそが
本当の「罪」となります。
責任感の強い親御さんの場合、そのほとんどがこれまでのわが子への対応を後悔しています。
後悔すれば気持ちは沈むだけです。解決策を講じるエネルギーが残っていません。
後悔ではなく「反省」に止めることです。反省しすぎると後悔になります。
三度省みるで、少な目でいいんです。
後悔はただただ過去を振り返り悔やむ。
反省は先へ進むために後ろを向いて、結果と原因の再検討をしていくこと。
「何があったか」「何故なのか」これらをしっかり振り返るのです。
口が裂けても本人に言ってはならなことは「お母さん、お父さんが全て悪かった。ごめんなさい」
です。これでは本人への責任の自覚を促せません。
では、本人たちの責任って何だか分かりますか?
「ひきこもった本人も悪い!」ではありません。
いいとか悪いとなれば、また「罪」という意識になります。真面目な子ほどそう受け止めます。
断罪するのではなく、「自らとった選択が今の状況を招いている」ということに気づかせるということ
です。
ある考え方を選択し、他でもないある行動をとった。
その結果が今を作ったわけだから、そこからの影響に対してどういう姿勢・態度で臨むのか自分で
判断しなさい。ということです。
子ども達の多くも、
「学校をやめてごめんなさい」
「働けなくてごめんなさい」
「手を上げてごめんなさい」
「役立たずでごめんなさい」
「僕は期待に応えられない悪い子です」
と、ひたすら心の中で「ごめんなさい、ごめんなさい」と言っています。
過度な罪責感は現実から逃れたくなります。
親子で罪悪感を感じていれば、事態が改善されるはずもありません。
わが子を救えるのは親御さんたちなのですから。
親御さんが先ず元気になりましょう。
「笑う門には福きたる」
笑えない状態だからこそ笑うんです。
笑える方法を〈たらちねサポート〉ではアドバイスします。
笑えない状況の中で笑うからこそ、笑える状況に本当になっていくんです。
ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
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