解決支援者の現場日記 : 旧ブログ
回復への一歩一歩
うれしい便りが届きました。
『おかげ様で順調に回復しています。一日2時間のバイトとパソコン教室に通っています。子供の頃の辛かった時の話など私を追いかけるようにして話しかけてきます。先生が言われていたように、親子関係のやり直しのつもりで楽しみながら私も頑張っています』
長きにわたって親子間のコミュニケーションが取れていなかったこの家庭で、今確実にその絆の結び直しがはかられています。親がわが子の傷の痛みに向き合う姿勢さえ出来れば、必ず絆は戻ります。現象としての不登校やひきこもり、未就労ばかりを問題視していても決して事は解決されません。わが子ではなく、"わが家"が抱えている本質としての問題は何かを見すえて、目をそらさずに関わりあっていく親子だけが真の絆を回復していけるのです。いかなる時も親が逃げてはいかんのです!今年も一軒でも多く、温もりを回復していく家庭に関われていければと心新たにしています。