解決支援者の現場日記

ひきこもり・不登校~独自性を無視された子どもたち①


私が、今のような支援活動をすることになる影響を受けたものは、『人間この未知なるもの』

という本の中の一節です。

著者はアレキシス・カレル。ノーベル生理学・医学賞を受賞している科学者です。

初版は1935年ですが、20代後半に目にしました。次のような内容です。




「青年は、各々その適性自分独自の精神的、生理的活動に従って、自分の属する社会的

グループに入るべきである。しかし自分自身を知らないので、そうすることができない。

両親も教育者もその青年について、当人と同じように無知である。

子供たち個々の性格をどうやって探り出すべきか分からない。そこで、子供たちを規格化しようと

努力する。

現代企業の方法は、働く人の個性にはなんの考慮も払わない。すべての人間はそれぞれ異なっている

という事実を無視している。大部分の人は自分の適性に気づいていない。しかし、誰でもが何でも

できるわけではない。自分の性格によって、各個人には適応しやすいタイプの仕事や生き方がある。

成功と幸福は、自分が環境に合っているかどうかにかかっている。鍵が錠にぴったり合うように、

人間も自分の社会的グループ適合すべきである。両親も教師も、先ず第一に、それぞれの子供の

生得の素質潜在的可能性を知るように努力すべきである」





読み返しても、決して古臭い時代遅れの内容ではなく、令和の現代にも充分深い示唆与えるものです。

実際、著者もその序文に「本書は古くなるつれてますます時宜を得たものになるという逆説的運命を

持っている」
と述べています。言わば「未来はこうなるであろう」という予言です。

その予言はどうやら的中してしまっているようです。

一人一人の個性、独自性を無視した子育て、教育が社会全体に適応障害を招いてしまっているようです。

(続く)










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