解決支援者の現場日記

ひきこもり・不登校~親と子は一心同体ではない②


次に、親が子どもに責任を負わせようとする例です。

これは、親が自分の感情や考えや行動に責任を持たず、子どもにその責任を負わせるパターンです。




例えば、子どもの成績や素行のことで、母親が父親に怒られたとします。

これ自体おかしいのですが、怒られた方の母親は面白くありません。

そこで、「あんたがゲームばかりして、しっかり勉強しないからお母さんがお父さんから怒られる

でしょう。イライラさせないで!」




父親が母親を怒るのも怒りを向ける対象を誤っていますが、母親が「イライラさせないで!」

というのも、子どもへの責任転嫁で誤っています。

「お父さんを怒らせるな」とか「お母さんを悩ませないで」と、子どもに言う場面は少なくない

でしょうが、これらは感情に責任をもっていない典型です。




怒りたくなければ、自分が怒らなければいいんです。

悩みたくなければ、自分が悩まなければいいだけです。

感情は、自身が目の前の事実をどう認識したか次第ですので、子どもの責任ではありません。

怒る選択をしたのは親自身です。

イライラしたくなければ、イライラしないような認識(解釈)をすればいいんです。




このように、責任の所在(誰が負うべきか)を明らかにすることは大切です。

如何なることも、それにどう対処するかは自分の責任です。

「あなたのせい」で終わらせていたら、自分の責任を果たせません。

「子どもがやる気を出して動こうとしないから」を、長期化の理由にしている親御さんも多い

ですが、それにどう対処していくかは親の責任です。

黙って見ていれば長期化するのは当たり前です。

長期化は、子どものせいばかりではないということです。




また、逆に責任の肩代わりも子どもにマイナスです。

自分でやれることまで親がしてしまえば、子どもは、これ幸いとばかりに何もしなくなります。

子どもの部屋まで、ルームサービスよろしく食事を運んでいる家庭もありました。

サラリーマンのお父さんでさえもらえないような額のお小遣いを、毎月子どもに与えている家庭も

ありました。

責任を果たすというのは、後始末、後片付けを最後までするということです。

これでは、自分で何も片づけられていません。




無用な責任を負わせれば、無謀な努力を強いたり、挫折感を味わわせたりで、

「こうしたのはオマエらだ!俺の人生返せー!」と叫ばせてしまう結果となります。

(続く)









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