解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~親から子へ流すはずの愛情が・・・
かねての支援活動の中で、当事者であるお子さんへのアプローチを促した際に、なかなかできない
親御さんもおられます。
嫌な顔をされたり、背を向けられることへの抵抗感からでしょう。気持ちは分かります。
ですが、ここで考えて頂きたいのは、そのためらいがどこから生じているかということです。
「どういうためらいがありますか?」と尋ねますと、よくあるのが「子どもに嫌われたくない」
という答えです。
ここには、親自身の自己愛の問題があります。
親が子どもに愛されたい、子どもに自分を幸せにしてほしいと願う。
これを臨床心理学博士の西尾和美先生は、“愛の逆流”と表現しておられます。
本来愛情は、親から子へ流れるものですよね。
それを親が子から求めようとしてしまうわけです。
背景にあるのが、親自身が健全な自己愛が育っておらず、自身の心の傷を子どもを通して癒そうと
図ったり、叶わなかったことを叶えようとします。
このような状態にあれば、当然わが子から拒否されることは耐え難い苦痛であるわけです。
こうあることで、現状の改善のための促しがなかなかできないでいるのです。
本人は、動き出す(変化を起こす)ことへの強い不安(怯え)がありますので、現状維持を願っています。
そこへ「前へ進もう」という促しをするのですから、抵抗を示すのはあたりまえのことです。
それを受け止めきれないとなれば、一生のひきこもりとなるでしょう。
ましてや、「嫌な思いをさせるのはかわいそう」などと考えていたとしたら、一生ひきこもらせる
ことが優しさなのかを熟考された方がいいでしょう。
親自身の自己愛の問題から、“愛の逆流”が生じている親子の間で、どのような関り方があって
いたのかを具体的に述べてみましょう。
それが実は、ひきこもりを招いたひとつの要因にもなっているのです。
(続く)
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