解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~世間の目で自分を見ていませんか?①
長期化が進んでいる原因のひとつとしてあげられていることに、親が世間体を気にして
相談に行ったり、救援を求めないというものがあります。
確かにそうですね。
世間体を気にするということは、世間の否定的な声に同調しているということです。
つまり、甘やかしや干渉し過ぎによる結果であると、いくばくかでも自身で感じているのでしょう。
世間の無責任な声、誤った認識などに同調する必要はありません。
わが子の問題ですから、助けてあげられるのは世間ではなく、親自身です。
もちろん、自身でも自覚があるのであれば、それはそれで対応していかなければなりません。
ただ、その場合、自責感から過度の罪悪感をもち、親としての自尊感情が崩され、わが子に対して
無抵抗になったり、償いを始めてしまいます。
償いはやがて自己犠牲的な生き方を招いてしまいます。
わが子を差し置いて何かを楽しむことなどやってはいけないと、自身の喜びを一切放棄し、
命尽きるまで面倒をみることで贖おうとします。
あたかも「自分が幸せなんかになってはいけない」とばかりに。
これは、何の償いにもなりません。
なぜなら、わが子の状態は何も変わらないからです。
問題は何も解決しないからです。
もし、世話をやき続けることが喜びとなってしまっていたら、なおさら償いでも何でもないですね。
自身を責め、貶めることが償いではありません。
決して自分を責めないでください。
責めない方がいいではないのです。
責めてはいけないのです。
なぜか?
(続く)
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