解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~解決の明暗を分けるもの⑤
さて、解決の明暗を分けるものということで述べてまいりましたが、これらを実行できるためには
何が必要か。
やるべきことが分かったとしても、実行できなければ全く意味がありません。
自己啓発書を読んだだけで成功した気になっているようなものです。
結果を出すためには、行動あるのみです。
行動に移せるために必要なことが「学び」です。
今目の前の問題は、これまでの自分自身の価値観や意識で生じてしまったものです。
ですから、これまでと同じ視点でしか見ていなければ、いつまでも解決しません。
視点を変えられるためには、学び成長していかなければなりません。
「問題」が生じる時というのは、多くのものを見逃してきた結果です。
観察、注意が足りなかったのです。
つまり、油断です。
油断を招くのは“慢心”です。
「分かっている」という慢心がありませんでしたか?
「思うようにできない」という無力さを謙虚に認め、学ぶ姿勢が大切です。
これまで、ひきこもり年数に限らず、わが子の救出に成功したご家庭は、先行く家庭を愚直に
見習い、理会(理解会得)していった親御さんたちです。
親の成長が、わが子の成熟を促進していけるのです。
やるかやらないかではありません。
やらない理由などあるはずもないからです。
「勝つか負けるか」
でもなく、「己に克つか学ぶか」です。
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