解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~人生に責任をもつ②
とかく不可抗力的に起こったことに対しては、まさに被害者として自分には責任がないということを
主張しがちですが、その起こったことに対してどう対処するかは自己責任なのです。
何事もどう対処していくかでその後が大きく変わってきます。
不登校でも、最初に両親がどう対処するかで復学できるか、ひきこもりに発展するかが違ってきます。
わが子が登校しなくなった。ひきこもった。これらのことにどう対処していくかは両親の責任です。
怒るのか、塞ぎ込むのかの感情も親自身の自己責任です。
子どもの責任ではありません。
対処に責任をもつということは、わが子の状態から親として問われている、投げかけられていること
を読み取り、それに対しての正しい答えを導き出す責任があるということです。
わが子が身を挺して訴えている真の意味を見出していく責任が両親にはあるのです。
「困った事態だ。なんとかしてくれないかなぁ」では、責任を何もとっていないことになりますし、
「出たけりゃ、出ろ」「自分のことだろう。自分で考えろ」では、判断が自分一人でできない状態に
あるひきこもりには、適切な対処とは言えません。
できないことを見極め、手を差し伸べることが親として責任をもつことです。
(続く)
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