解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~ある研究者の報告に対して③
次に記されているのが「現状否定的態度」
自分の子育てを完全否定し、自罰的発言を繰り返す、あるいは子どもの態度に対する非難。
これが、家族会参加によって、このまま引きこもりでも構わないという、現状を肯定する態度に
変化するというのです。
「否定は良くないから肯定しましょう」これでは、前回述べた「二者択一」と何ら変わりません。
改善(より良い状態への変化)にはなっていません。
現状を受容することは最も重要なことですが、ありのままを受け入れるというのは、そのままの状態
を容認するということではないのです。
現状、経験を受け入れるということは、それに納得することではなく、その経験を通して自分に
とって必要なことを学ぶということです。
ひきこもり現象の意味、わが子が抱えてきた苦悩が理解できれば、非難する理由がなくなります。
ですから、その理解のための学びこそが家族会では必要なのです。
「このまま引きこもりでも構わない」となれば、長期化してしまうことは当然の帰結です。
「否定は良くないから肯定しましょう」といった単純なことではなく、「何のためにそれを行う
のか」といった目的を常に明確にして忘れないでおくことが重要なのです。
目的はあくまでも社会的自立です。
過度な罪悪感で自分を責めても何の意味もありません。
「親として何も言える資格がありません」となって、一切何もしなくなるだけです。
だからと言って、「私は悪くない」と開き直るのではありません。
いいの悪いのではなく、親としての責任があるのですから、そのはたらきかけが社会的自立という
目的を果たすためのものになっているかで、常に判断していかなければなりません。
責任をもつのも、あくまでも自身の責任の範囲です。
子ども自身の責任は本人にもたせていくべきです。
責任の肩代わりをこれ以上続けても自立の妨げになるだけです。
(続く)
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