解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~依存症の家族に学ぶ③
多くの親御さんが勘違いしていることを述べてみましょう。
引きこもっているわが子を前進させていくためには、徹底した寄り添いが必要です。
安心感を与えるためです。
新たなことへの挑戦ができるためには、勇気が必要です。
その勇気を引き出すためには、安心感が必要なのです。
そもそも勇気が出せないのは、「失敗したらどうしよう」といった心配からです。
かりにうまくいかなくても大丈夫、心配ないと認識させないといけません。
しっかりわが子の身になって寄り添うことです。
ところが、この寄り添いを勘違いしているのです。
私がかねて「理解が大切」と言っていることを、何でも本人の要望を聞いてあげる。叶えてあげる
ことと勘違いする親御さんも多いですが、「理解」というのは、ひきこもりという現象の理解です。
わが子の要求にすべて応えることでは決してありません。
寄り添いもこれと同じで、何もすべての要求を満たしてあげることではないのです。
苦悩に共感し、痛みに寄り添うのです。
多いのが、わが子に一切の負担を与えようとしない親御さんです。
子どもの嫌がる顔を見たくない。
不機嫌にしたくない。
そのために、自分が我慢する。
これでは共感となっていません。
わが子が不安を抱えているのには訳(理由)があります。
そこには、本人の思考の偏り、歪みが関係しています。
それを修正、改善していくことが重要なのです。
本人の望むものをそのまま与えることが、現状を改善できることとは限らないのです。
なぜなら、ひきこもり者たちは今は、現状維持を望んでいるからです。
変化による新たな痛みを避けたいのです。
寄り添い、共感、同情は、責任の肩代わりをし、被っている苦悩(一生世話をする)をただただ
耐え忍ぶことではありません。
現状改善、社会的自立を果たしていくために必要な苦労を、共に耐え、共に乗り越えていくことです。
嫌がる努力をわが子にさせず、自分が仕方なく我慢することではありません。
それでは引きこもりから脱することは出来ないのですから。
わが子の人としての尊厳性に敬意をもって接し、不安を克服していくことに共に挑戦していくこと
が本当の愛情ではないでしょうか。
(終)
※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
お申込み、お問い合わせは、メールでどうぞ。
行動する親たちの学び場です。
地域の当事者家族会に参加して落胆している方、ここでは希望を実感できますよ!
【不登校・引きこもりフォーラム〈たらちねの会〉】
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachine
不登校・ひきこもりオンライン家族会
メールマガジンはこちらです。ひきこもりの原因と解決法が分かります!
【ひきこもりは動けないから解決できる!】
https://www.mag2.com/m/0000282169.html
プロの解決実践者の養成講座です。当事者家族も学べます。
【家族援護士養成講座】※現在オンラインで一人からでも受講できます。
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉】
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/about/
アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】
https://www.interbrain.co.jp/acblog/
ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。
【生活機能回復訓練 生活道場】
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/
【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp