解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~なすべきことは問題を解くこと②
不登校、ひきこもりは、ある問題を抱え、その影響を受け、結果として登校できなくなったり、
社会参加ができなくなってしまっています。
ですから、真っ先にやるべきことは、その問題の解決です。
登校を促すことでも、外出させることでもありません。
では、問題解決の手順を述べてみましょう。
先ずは「受容」ですね。
これは何万回言ってきていますかね(笑)。
これが要です。受容が出来なければ問題は永遠解決しません。
問題を解決していくためには、対策を打っていく必要があります。
適切な対策を打つためには、事態の傾向をつかむ必要があるわけです。
傾向を正確につかむためには、目の前の現実を直視することが何よりも求められます。
現実が、苦痛を伴うものであればあるほど、目を逸らしてしまいがちです。
さらには、起こっていることを「否認」してしまえば、周囲も自分も偽り欺くことになります。
ありのままを受け入れることで、解決のためのスタートラインに立てるのです。
大切なことは、“事実に対して謙虚になる”ということです。
どんなに一生懸命やってきたことでも、何かが誤っていたからこそ現状があるのですから、現実に
真摯に向きあい決して言い訳や責任転嫁をしないということです。
人生に責任をもってこそ、人生の主体者になれます。
わが子が抱えている問題には、親である自身も深く関わっているのですから。
問題の当事者の意識をもって、問題解決に主体的に取り組んでいきましょう。
(続く)
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