解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~悪いことをしているの?
ある地域で取り組まれている引きこもり支援の募集チラシを拝見する機会がありました。
そこに書かれていた当事者への呼びかけの言葉の中に、違和感を感じる箇所がありました。
「あなただけが悪いんじゃありません」
この言葉です。
これは自分を責めないようにと励ましているつもりなのかも知れませんが、「あなたも悪い」と
言っているのとかわりません。
これでは、助けを求めに行く気にはなれないでしょう。
何かの問題が生じた時に、「私は悪くない」と自己弁護してしまうことはよくあることですが、
ここで大事なことがあります。
いかなる問題でも自分の身に起こったとしたら、それに対処していく責任というものが当然
出てきます。
その原因がたとえ他にあった場合でもです。
例えば、車を衝突させられた場合、何もせずじっとしていますか?
修理や、ケガがあれば病院に自分で行きますよね。
「責任」の有る無しを「いい」とか「悪い」と捉えていることがよく見受けられます。
ひきこもり問題は、家族には対処していく責任が当然あるわけです。
もちろん自身が育ててきたわが子に起こっている問題ですので、親にも反省点があります。
しかしこれは「あなたが悪い」と言っているわけでは全くありません。
自身の行ってきたこと、その結果、現状への対処に対しての責任があると言っているだけです。
そもそも、自分の人生に責任をもって生きていくことを意識しているでしょうか?
ひきこもり現象は、主体性の欠如によるものです。
自己の人生に責任をもって生きることが出来ていなかった結果なのです。
主体性を欠いていたからこそ、依存的な生き方になってしまっています。
「責任をもつ」というのは、言わば後始末、後片付けを自分ですることです。
かと言って誤った認識をもたれている「自己責任論」ではありませんよ。
何でもかんでも自分でやらなければならないということではありません。
自力で出来ないことは、積極的に人の力を借りたらいいんです。
「お陰さま」「お互いさま」の支え合いが世の中なのですから。
人生の主体者、主導者は自分です。
人生をより良い幸せなものに創りあげていくためには、人生に責任をもつことです。
いいだの悪いだのと、査定したがるから責任をもちたがらなくなってしまうのです。
責任の有無と良し悪しの評価は、全く別であることを認識してください。
このチラシを拝見して、支援する側にもまだどこか、否定的(悪い)に捉えている気がしてしまう
のは私だけでしょうか?
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