解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~自分をゆるし和解する④
「ゆるし」のもうひとつは、「赦し」です。
これは、自分を断罪し貶めないことです。
自責の念から解放することです。
前々回①でも述べたように、自分を責めれば自尊心も傷つけられ、行動が止まるか、贖いでわが子に
隷属してしまうようになります。
ひきこもり現象自体が、「自己贖い」という認識が必要です。
ひきこもり者たちは、親の期待を裏切った、親に依存することで迷惑をかけている、社会からも
疎外される人間だ。といった思いで、自己贖いとして、自分を粗末にあつかうのです。
大事なのは、②でも述べたように「今」です。
過去どうしたではなく、今過去から何を学びどう活かすかです。
常に今目の前のことに、どう対処していくかが重要です。
これまでの支援活動の中でも、わが子に向き合うために早期退職までして、とことんわが子と対話を
繰り返した父親もいました。
わが子から罵られる状態でしたが、本来の親子関係を取戻し、二人で仕事を始め、後に再会した時に
「いい右腕です」と父親が嬉しそうに話していました。
また、私の目の前で、一瞬の隙に拳を突き出し母親の顔面に怪我をさせた青年がいましたが、母親は
痛みに顔をゆがめながらも、毅然とした態度で思いを伝えました。
以降何度も何度も一方通行であっても思いを伝え続け、献身的な取り組みで回復を支えていきました。
回復をなしていったひきこもり者たちは、その背景に、潔く自身の過去を振り返り、改めるべき
ところを積極的に改めていった親の存在があります。
ひきこもり者たちは、自身の痛みをただただ分かってほしいという思いでいます。
自身の中だけで抱え込んできた苦悩の意味を分かってほしいんです。
親の理解がわが子に安心感を与え、わが子もまた現状を受け入れ、前進していく勇気をもつことが
出来るようになるのです。
現実から目をそむけず、謙虚に向きあい、適切に対処していくその姿勢、態度が信頼感も与えるのです。
一生懸命わが子を育ててきたはずです。
だからここまで大きくなっているのですから。
足りなかったところは、これからおぎなえばいいんです。
傷ついた経験は自分にもあるはずです。
そのことを思い出し、わが子の今に共感してあげましょう。
わが子の痛み、自身の痛みにも寄り添って、先ず自身と和解してください。
自分を責めれば、自分を敵にまわします。
自分を敵にまわせば、事が思うように進みません。
和解して味方につけるのです。
そしてわが子にも、自分を味方につけることを教えてあげてください。
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