解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~失自然(宇宙)症
現代は自然との関わりが減り、知性の働きばかりを優先してしまったことで、
本能や動物的な感情に対する気づきが非常に鈍麻しているようです。
「失感情症」と言う病があるそうですが、現代病の病根だということです。
私が若いころ、「三無主義」と言う言葉がよく聞かれました。
無気力・無関心・無責任の三つです。
これに無感動が加わると「四無主義」です。
これは、ひきこもり者たちにもそのまま当てはまります。
さらには無所属が加わるでしょうか。
「心身医学」の故 池見酉次郎先生(九州大学名誉教授)は「失自然(宇宙)症」
と言う考えも提唱しておられました。
人間の身体は、自律機能が働き、自然の大いなるいのちと絶えず交流しそれに
支えられて生きているわけですが、人工物ばかりの中で生きていると、自分
たちを生かしている自然のいのちへの気づき、「自然の子」として生かされ
ながら「社会の子」として生きていると言う事実への気づきを失ってしまいます。
ひきこもり者たちは、「自然の子」ばかりか「社会(世間)の子」としての自覚も
もてないでいます。
池見先生は次のように述べています。
『人間は、「生かされて生きるいのち」への目覚めがあってこそ、今ここで
ベストを尽くし、周囲の人たち、生きとし生けるものへの自然な愛(和)を
もって、各人に与えられた独自の可能性を生かす生きざまになってくるものです』
「和」は、「やわらぎ」「なごみ」と読みますね。
思いやりをもって生きれば、自然と、社会性も生まれるものです。
他のために役立ちたいと考えるでしょう。
四季の変化が明瞭な日本は、人も自然の一部と考え、動植物と同じと捉えて
いました。自然より人間が偉いわけでもないのです。
実際人間は地球にあまり貢献していませんよね。
現代はどうでしょう。
自然への畏敬も失い、「自然の子」ということもすっかり忘れているようです。
私たちは「生かされているいのちに支えられて生きている」という自覚を
もって、その恩に報いる生きざまをそれぞれが心がけていれば、笑顔の
こぼれる社会となるでしょう。
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