解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~失われしもの④
○コミュニケーション・スキル(話し方)
○アサーション・スキル(自己主張)
○ソーシャル・スキル(対人関係)
これらは、ひきこもり者たちが自覚もし、最も苦手意識をもっているものです。
挨拶程度も充分にできなくなっている者も少なくありません。
アサーション・スキルは、適切な自己主張ですが、そもそも主張、表現できる「自分」をもてて
いません。他者に伝えたい自分がないのです。
ですから、表現する意欲自体欠けます。
ソーシャル・スキルは、他者との距離感(間合い)が測れないでいます。
関わり方が分からないのです。
近づき過ぎず、離れ過ぎず、相手との関係性から立ち位置を考えていかなければいけませんが、
それができません。
これらが欠落しているのは、健全なアイデンティティが構築されていないためです。
アイデンティティとは、自分が自分であることの充実感、存在意義(理由)です。
独自性や自分らしさの感覚ですね。
健全なアイデンティティをもち得てこそ、先のスキルが身につきます。
ひきこもり者たちは、不健全なアイデンティティをもってしまっています。
「ダメ人間」「誰からも必要とされない」「誰からも受け入れられない」等です。
もちろん、誤った自己認識です。
アイデンティティの構築のためには、「機会」というものが重要です。
なぜなら、人や環境との関わりの中で自覚できていくものだからからです。
人との出会いや様々な経験から自己発見していくのです。
また、問題解決力も、機会によって養われます。
チャンスは“好機”ですからね。
ひきこもりは、この機会を自ら放棄しています。
最も必要なものをかえって断ってしまっています。
ひきこもり期間が長くなれば長くなるほど、空白の歴史をつくってしまい、世代の共有といった
ものが出来なくなります。
普通に経験しているであろうことを経験していないために、特に同世代との接触を避けます。
いわば「もぬけの殻」状態の自分をさとられたくない、知られたくないといった“さとられ不安”
“見知られ不安”を抱えていますので、自己開示が困難となるのです。
以上、これまで述べてきたように、様々なものを失ってしまいますので、長期化させていいことは
何もありません。
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