解決支援者の現場日記

ひきこもり・不登校~フグの毒にあたる?⑤


親のもつ「毒」は、愛情と見誤ってしまっている執着と述べました。

そして、「世代境界」に関して具体例を挙げてきましたが、「境界」というのは、自分が他の人

とは別の独立した存在であることを保証するものです。

ですから、「境界」を超えて侵入することは、わが子に一人の人間としての価値がないという

メッセージを与えることになります。




適切な境界があれば、誰が何に責任を負うかが区別でき、自己否定感を抱かずにすみます。

親が愛おしさからわが子に執着すれば、この「境界」を軽々と超え、子どもの世界に侵入し、

親が負うべき責任までをもわが子に取らせようとします。

しかもそれを気づかないでやってしまっていることが怖いところです。

結果、子どもは無用な罪悪感までももつようになるのです。




親は勝手にわが子に期待します。

しかしその期待は、コントロール幻想を招きます。

期待通りに、わが子を動かそうとするのです。

強制支配につながります。

コントロールは、自己存在の確認を取ろうとする手段です。

自分自身が親から愛されたと感じられなかったり、価値あると教えられなかった親は、わが子を

自分に頼らせようとしたり、思うままに動かそうとすることで、自分が「わが子から愛されている」

と実感したいのです。

親側の自愛の欠如です。




親が、秘めた毒でわが子を汚染してしまわないためには、“敬意”が必要です。

敬意は慎み尊重です。

「世代境界」は、踏み越えてはならないものです。

そうでなければ、親の生き方が負の連鎖として、わが子に受け継がれていくことになるからです。

あな恐ろしや。

(終)








※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
お申込み、お問い合わせは、メールでどうぞ。




新プロジェクト〈OKAGESAMA fellowship〉開始!
https://peraichi.com/landing_pages/view/okagesama567
これまでの、かえって長期化を招いてしまっている家族会や居場所とは
違う当事者家族にとって本当に必要な「行き場」の提供です。



行動する親たちの学び場です。

地域の当事者家族会に参加して落胆している方、ここでは希望を実感できますよ!

【不登校・引きこもりフォーラム〈たらちねの会〉】

https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachine


不登校・ひきこもりオンライン家族会

「たらちねオンライン」始動!
毎回、解決実践家による講習が受講できます。
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachineonline



メールマガジンはこちらです。ひきこもりの原因と解決法が分かります!
【ひきこもりは動けないから解決できる!】

https://www.mag2.com/m/0000282169.html


プロの解決実践者の養成講座です。当事者家族も学べます。
【家族援護士養成講座】
※現在オンラインで一人からでも受講できます。

https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/



不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉

https://www.interbrain.co.jp/hokushin/about/


アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】

https://www.interbrain.co.jp/acblog/

 

ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。

【生活機能回復訓練  生活道場】
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/



毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約  0120-870-996 )

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

 



引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp

記事一覧を見る

ブログTOPへ戻る