解決支援者の現場日記
ひきこもり家族会が危ない! ⑥
家族会で当事者同士が集まり、励ましあったり、慰めあったりするのは、
あくまでも引きこもるわが子の現実から逃げず、改善のためのはたらきかけ
ができる元気を蓄えるためです。
わが家だけではないという安心感を得て、情報を共有しあい、様々な視点
を取り入れていく場です。
わが子にはたらきかけを継続して行っていくということが大前提です。
このことが忘れられ、親が安心感を得ることだけが家族会の目的となって
しまっているようです。
そうするとどうなるか。
本来の目的よりも会の存続が最優先となってしまうのです。
存続のために、会を組織化していこうとしてしまいます。
運営側(世話役)をおき、代表者を定め、事務局などを設置していきます。
そうなれば、会費等を徴収せざるを得なくなります。
家族会は組織にしないことが原則です。
必要な時に集まる〈集会〉でよいのです。
事務所経費や会報発行の通信費など、固定費をつくれば、会費をねん出
するために会員の退会を防ぐ、在籍期間をより長くという発想になって
しまいます。つまり、解決しないままの家庭が長く参加してくれていた
方がよいわけです。
家族会に必要なものは、事務所でも会報でもなく、〈先行く家族〉。
つまり、段階的な成果を出している解決に向かっている参加家族の存在です。
段階的な成果というのは、はたらきかけによって、自室から出てくるように
なった。外出するようになった。会話をするようになった。暴力がおさまった。
家事をするようになった。バイトをするようになった。外部のサポートを
受けるようになった。など、親の継続的な取り組みによって成し得た変化です。
これらの結果を出している〈先行く家族〉の存在が、新たな参加者に希望や
挑戦への勇気を与えるのです。
私が知り得ている範囲でも、その〈先行く家族〉がいる家族会はほぼありません。
特に長年会に尽力している世話役ほど、改善されていないようです。
だから長くおられるのでしょうが。
ブログ①でもご紹介したケースで、10年も家族会に参加していて解決が
なされていないことに疑問を感じられませんか?
その疑問にお答えしていきましょう。
メールマガジンはこちらです。ひきこもりの原因と解決法が分かります!
【ひきこもりは動けないから解決できる!】
http://archive.mag2.com/0000282169/index.html
行動する親たちの学び場です。
地域の当事者家族会に参加して落胆している方。ここでは希望を実感できますよ!
【不登校・引きこもりフォーラム〈たらちねの会〉】
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachine
ひきこもり者たちの苦悩の叫びをあなたの街に届けます。
当事者の声からこそ、適切な解決法が見えてくるのです。
【福岡引きこもり行脚】
https://peraichi.com/landing_pages/view/event996
不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉】
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/about/
アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】
https://www.interbrain.co.jp/acblog/
ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。
【生活機能回復訓練 生活道場】
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/
プロの解決実践者の養成講座です。当事者家族も学べます。
【家族援護士養成講座】
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp