解決支援者の現場日記
ひきこもり(不登校)~「中高年ひきこもり」考察⑤
ひきこもりを生み出さない社会を創り出すため、ひきこもる生き方を必要としなくなるためには、
求められる自分になることです。
それが、役に立つということです。
役に立てば、感謝されます。
感謝されることで、人は自己の存在意義を確認できるのです。
誰からも感謝されず、求められず、生きて存在していることすら気づかれない生活を死ぬまで続けて、
彼らが納得できると思いますか?
「ひとつの生き方としてあってもいいさ」といった変なひきこもり擁護論は、あまりにも無責任であり
当事者たちの思いをまったく度外視した自己陶酔的な偽善です。
ひきこもり者たちが、人を身近にせず、孤立した生き方を選んでしまうひとつの原因にあるのは、
人間関係をほどよく結べないというものです。
人間関係が円滑にできているか否かをはかるひとつのバロメーターを紹介しますと、
自分の周囲に感謝できる人がどれだけいるか。また、自分に感謝してくれる人がどれだけいるかです。
感謝できる人が数多くいれば、自分に何かを与えてくれたり、してくれたりしてくれている人が
それだけ多くいるということです。
自分に信用がなければしてもらえていません。
また、与えてくれたり、してもらえたりしていることを当たり前と思わず、感謝できる心を自分が
もてているということでもあります。
自分に感謝してくれる人が沢山いるということは、それだけ自分が周囲の役に立って愛されている
ということです。
感謝できる、感謝されることが多ければ、自ずと人間関係は円滑になります。
考察③で述べた「より良い生き方」というのは、常に自己を成長させ、独自性を役立たせていく生き方です。
そして「生きていく意味」というのは、そのより良い生き方に基づき自己の「志(目標)」と目的を
実現していくことです。
そのような生き方ができるように子育てをしていれば、ひきこもる必要性などまったく生じませんので、
斎藤氏が言うように、予防するためにはひきこもりは悪という価値観をわざわざ植えつけなければ
ならないなんてことは無用なのです。
ひきこもる生き方を本人たちが、本心では一番望んでいないということを忘れてはなりません。
社会の偏見がなくなれば、減っていくといった問題ではないのです。
「ゆっくりお休みなさい」なんていう親切は、当人たちにしてみれば、大きなお世話という仇に
なりかねません。
彼ら、彼女らは、一日も早く、普通に戻りたいのですから。
(続く)
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