解決支援者の現場日記
ひきこもり(不登校)~「中高年ひきこもり」考察④
ひきこもりは、ちょっとした一休みではなく持続的な苦悩です。
また、本人にとって苦しいだけではなく、社会にとっても大きな損失なのです。
なぜなら人材だからです。
当協会では、連携している民間事業体に、これまで多数の青年たちの就労の引き受け先として
お世話になっています。
5年、10年、10数年以上のひきこもり経験者たちです。
当協会での訓練を経たのち本人の希望に基づき就業しています。
その事業体から「いつも良い人材をありがとうございます」と評価を受けているのです。
彼らの仕事の丁寧さ、真面目さに対してです。
ある40代の男性は、「管理者候補です」とまで言って頂けました。
また、支援を請け負う前まではほぼネットゲーム依存だった青年が、公認会計士の資格に
一発合格しました。私自身会計事務所出身で、税理士受験脱落組でした(笑)ので、その難易度
の高さを充分認識している分、驚きです。
どうですか? ひきこもり者たちの中には、人材が埋もれているのです。
社会にとっての損失ということでいいますと、社会はそもそも相互扶助、互助です。
生きるということは、それだけで誰かの支えを受けているわけで、いわば互いに迷惑を
かけあっているのです。
だからこそ、お互いさまの精神で、自分ができることで役に立つことをしていくのです。
子どもを躾ける際に「人様に迷惑をかけないように」と言いますが、それでは全く足りません。
だって迷惑を何ひとつかけないで生きるということは不可能だからです。
ですから「人様のお役に立つように」と躾けるべきなのです。
斎藤氏も、「ひきこもりは家族以外の第三者に何の迷惑もかけていない」と述べていますが、
そうではないことはもうお分かりですね。
この「役に立つ」ということが、ひきこもりを生み出さない社会を創り出すためにも、重要な
キーワードとなるのです。
社会にとっての損失ということについて述べてみましたが、実は最も大きな損失を被るのは
本人自身なのです。
あたかもひきこもり者たちに対して優しく擁護しているつもりが、現実は彼らの可能性を
抹消しかねないことに早く気づいてほしいと思います。
それについては次回述べてみましょう。
(続く)
※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
お申込み、お問い合わせは、メールでどうぞ。
行動する親たちの学び場です。
地域の当事者家族会に参加して落胆している方、ここでは希望を実感できますよ!
【不登校・引きこもりフォーラム〈たらちねの会〉】
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachine
不登校・ひきこもりオンライン家族会
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachineonline
メールマガジンはこちらです。ひきこもりの原因と解決法が分かります!
【ひきこもりは動けないから解決できる!】
https://www.mag2.com/m/0000282169.html
不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉】
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/about/
アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】
https://www.interbrain.co.jp/acblog/
ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。
【生活機能回復訓練 生活道場】
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/
プロの解決実践者の養成講座です。当事者家族も学べます。
【家族援護士養成講座】
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp