解決支援者の現場日記
ひきこもり(不登校)~「中高年ひきこもり」考察③
斎藤氏は、ひきこもりを予防する方法を子どもたちに適用するためには、まず「ひきこもりは良くない」
「ひきこもりになったら人生おしまいだ」という価値観を植えつけなければならないと述べておられますが、
これにもびっくりで、ここにも「ひきこもりはニュートラル」と言いつつ、自身いい悪いの見方で捉えて
おられることが現れています。
考察①でも紹介したように、氏は「予防すべきとは考えていない」との見解を示しておられます。
その理由は、予防法を適用するためには、ひきこもりを「悪}としなければならないからだと言うのです。
『「ひきこもりは予防すべき病気である」という価値観を社会全体が共有するのは本当に良いことでしょうか』
と問題提起し、社会全体に悪影響を与えることになると否定しておられますが、良くない病気であると
言っている(言える)のは、私たち一般人ではなく医者です。
斎藤氏自身もその医者であるわけで、医者がそう言わなければ一般人は悪い病気とは思いません。
私の地元の精神保健福祉行政主催による「支援者会議」の講師として登壇した精神科医は、
冒頭「ひきこもりは私たち精神科医がしゃしゃり出る問題では本来ありません」とはっきり仰っていました。
また、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所名誉所長の故吉川武彦先生は、「ひきこもりは、
精神医学的診断に馴染むものではない。現象であり、病的あるいは病状として考える必要はない」
と述べておられます。
予防するために何も「ひきこもりは良くない、悪いこと」なんて事前に教える必要なんかありません。
何度も言いますように、いいとか悪いとかではなく、ひきこもりは苦しいんです。
だから、悪いから予防しよう、無くそうではなく、より良い生き方を子どもたちに伝えていくことが結果、
予防になるのです。
将来、生き辛さを感じないで生きていけるような子育てが出来れば、自ずとひきこもる生き方を
必要とすることはなく、結果防げるのです。
あえて「ひきこもりをさせないため」とかではなく、「より良く生きていくことや、生きていく意味を
認識させていくような子育て」を行っていくことが、ひきこもりも発生させないことにつながるのです。
(続く)
※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
お申込み、お問い合わせは、メールでどうぞ。
行動する親たちの学び場です。
地域の当事者家族会に参加して落胆している方、ここでは希望を実感できますよ!
【不登校・引きこもりフォーラム〈たらちねの会〉】
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachine
不登校・ひきこもりオンライン家族会
https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachineonline
メールマガジンはこちらです。ひきこもりの原因と解決法が分かります!
【ひきこもりは動けないから解決できる!】
https://www.mag2.com/m/0000282169.html
不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉】
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/about/
アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】
https://www.interbrain.co.jp/acblog/
ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。
【生活機能回復訓練 生活道場】
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/
プロの解決実践者の養成講座です。当事者家族も学べます。
【家族援護士養成講座】
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp