解決支援者の現場日記
ひきこもり(不登校)~親の世界観の見直し④
執着によるコントロール(乱用)の反省から、我を捨てるメンタリティの訓練が必要です。
我(エゴ)を捨てるためには「わがものに(は)非ず」という自覚が最も大切です。
そのためにも、自己を超えた存在への畏敬の念が必要です。
つまりは、すべては与えられた恵みであるという自覚です。
魂(たましひ=命)は「賜りし霊(ひ)」という意味ですが、命も賜った(与えられた)ものです。
わが子も預かりものです。
我がもの(所有物)とせず、大切に育てて社会へ還すことが親の役割です。
我欲を捨てるために昔から勧められていることが「施」です。惜しむ心を放す。
「施」は、思いやりがなければできません。私心なき思いやりの最も洗練されたものが「祈り」です。
誰かのために祈る行為は、見返りを期待しない純粋な無償の愛の実践です。
「祈り」は、畏れ、敬い、感謝が土台にあります。つまり祈る対象があるのです。
その対象を日本人は「お天道さま」「お陰さま」と表現していました。
お陰さまの恵みに感謝し、私心を捨て、自分を尽くす(主体性の発揮)。それが「施」です。
鎌倉時代の歌人西行法師が伊勢神宮に参拝の折、
「何事のおわしますをば知らねども、かたじけなさに涙こぼるる」
という有名な歌を詠んでいます。
この「何事のおわしますをば知らねども」が〈自分を超えた大きな力、自分なりに理解した神〉です。
思いどおりにならない苦悩を通して自身の無力さを覚り、慢心を戒めるために、命を生かして
くださっている存在に、感謝の心を捧げ、ぬかづき、ゆだねる。
めぐりあわせ(縁)など自力の及ばぬことを信じ任せきれることでこそ、私心を捨て(捨心)、
自分に出来ることに専念できてくるのです。
これからは、わが子の健全な成長と幸福を“願う”のではなく、祈っていきましょう。
ひたすら(ひたむきに)祈り、自分を尽くし改善行動に努めていくのです。
愛とは、自分自身あるいは他者の精神的成長を培うために、自己を広げようとする意志と言われます。
意志とは、行為に移されるだけの強さをもった欲求です。
ですから、愛は意志の行為です。
「陰徳積んで陽報あり」という言葉もあります。
わが子のうかがい知れないところで、陰ながら支えることでこそ、表の努力とあいまって
陽かな結果が顕れてくるのです。
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