解決支援者の現場日記

ひきこもり(不登校)~OKAGESAMAプロジェクト⑤

 
家族は、本人(ひきこもり者)自身をどうにかしようとすぐしてしまいがちです。

だから、かえって長期化するのです。
 



このOKAGESAMAプロジェクトでは、「より善く生きていくことの支援」を行っていきます。

復学、進学、就労はあくまでも手段であり、プロセスです。
 
ひきこもり者たちが抱えている苦悩は、〈存在の痛み〉です。

「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛」なのです。

存在の意味を見つけ出したいという渇望です。
 
「俺の人生って何なんだー!」

「生きていく意味なんてない!」

「私には何の価値もない!」


といった彼らの叫びにそれがよく表れています。
 
ですから支援の目的は、「生きていく意味への援助」です。
 



存在の痛みの構造は、

将来の夢を失う苦しみ

関係の支えを失う苦しみ

自己決定できる自由を
失う苦しみ

の三つがあげられます。

ひきこもり者たちは、将来の希望を失っていることで、今に生きる無意味さを味わい、

他者との関係性を失い自己喪失の不安を抱え、無力な自分に価値を見出せないでいます。
 



当事者親子に必要なことは、ひきこもりが起きる前の状態に戻ろうとすることではなく、

元の何かを超えて、新しいものや別のものに根本的に変わるという変化、人生観が根本から

変わるような変化、新しい自分に生まれ変わるような変化です。
 
現状の世界観が、心の垣根(境界、限界)となります。

私たちは、価値観によって解釈し、言葉と概念によって説明(物語を語る)するのです。

自分が生きる世界を変容させるためには、言葉と新たな概念の習得によって、現状の解釈を

し直すことが必要です。
 



わが子の現状は、それまでの両親の価値観の総和です。

両親の価値観が変わらなければ、現状に変化を起こすことは出来ないでしょう。

新たな価値観に基づいた新たな生き方を身に備えていく場が〈うぶすなの庵〉なのです。






※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
お申込み、お問い合わせは、メールでどうぞ。



新プロジェクト〈OKAGESAMA fellowship〉開始!
これまでの、かえって長期化を招いてしまっている家族会や居場所とは
違う当事者家族にとって本当に必要な「行き場」の提供です。



行動する親たちの学び場です。

地域の当事者家族会に参加して落胆している方、ここでは希望を実感できますよ!

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 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp



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