解決支援者の現場日記
8050問題 長期化のゆくえ ③
国のこれまでの施策は、就労に偏り過ぎ、実態にそぐわないということで、
居場所をつくり、最初の「小さな一歩」を踏み出させるように方向転換して
いくようですが、就労ありきが実態にそぐわないのはその通りなのですが、
なぜ居場所なのかです。
と言うのは、居場所は何も新しい取り組みではなく、すでに点在しており、
もちろん行政主催のものも多数あり、それが長期化を防ぐ十分な効力が
あれば分かりますが、無かったにも関わらず、なぜここへきて居場所に
なってしまうのか。
もちろん、私は居場所そのものを否定しているわけではありません。
従来のような居場所の運営では、意味がないということです。
ひきこもり者たちが出向ける場所は必要です。
ですが、そこが自由に、座っているだけでも、ゲームをしているだけでも、
絵を描いているだけでも、お茶を飲んでいるだけでも、雑談しているだけ
でも、ソファに寝転んでるだけでもいいですよ。
いつ来ても、いつ帰っても自由ですよ。
といった形態であれば、意味がないどころか、かえって長期化を招いて
しまうということです。
これは、家族会にもあてはまります。
家族会が、8050問題を招いてきていた事実を、もっと知るべきです。
この辺りに関しては、以前に述べています。
https://www.interbrain.co.jp/blog/entry/post-23/
居場所に関しては、「緊張を与えないように自由にしてあげよう」といった
考えが前提にあるのでしょうが、自由ではなく放縦になってしまっています。
文化サークルのような居心地がいいだけの場所であれば、そこにとどまります。
自室から居場所にひきこもる場所が変わるだけです。
病院のロビーが近所のお年寄りたちの居場所(憩いの場)になってしまうような
ものです。「あら、田中さん今日見えないわね」「風邪でもひいてるんじゃない?」
なんて、笑い話のようなことにならないようにしなければなりません。
最近は、女子会という催しもあるようです。
せっかく他者と会ってみようというところまで来た当事者たちですから、
その勇気に対してしっかり応えてあげられる場づくりが主催する側には
必要です。
レクレーション的なものを中心とする取り組みは、あまりにもひきこもり者
たちを弱者と見てしまっています。
自由というのは、「自らに由る」ということです。
自分が幸福になるのも、不幸になるのも、原因をつくるのは自分自身であり、
責任が伴うのです。自らを頼りとできる状態が「自由」です。
自分の人生に責任をもてる状態に導いてあげることを忘れてはならない
のです。
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