アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
自分を考える
「自分ってなんだろう?」と考えたことがあるでしょうか。
社会の中で自分を生かしていく時、“自分ならでは”というものが自覚できていない
と、身の置き所に苦慮してしまいます。
独自性が自分の位置を確認させてくれるものです。
では、その独自性を知る手がかりは何でしょうか?
その一つが、欲求です。
自分の欲求を知ることです。
ここで大切なことは、自分自身の欲求を知ることです。
他人の欲求を自分の欲求と錯覚してしまっている場合があります。
承認されたいがために、他者の期待に応えている内に、知らず知らず他者の欲求
を自身の欲求と勘違いしてしまうのです。
自分自身の欲求を見失ってしまうと、慢性的な未充足感から、何ものかに執着して
しまいがちになります。
嗜好品であったり、ギャンブルであったり、特定の行動に強迫的になることもありま
す。
すり替えられた代替行為だからです。
また、期待を裏切られたり、欲求を制せられたりする機会が多かった場合は、欲求
を抑え込むことを覚え、無欲のようになってしまいます。
欲しいものも、やりたいことも浮かばない状態です。
自分の欲求を探索するためには、子どものころに何に夢中になっていたかを思い
出すことと、五官をフルに使って、色々な刺激を自分に与えることです。
子どものころに興味をおぼえたものは、大人に成長しても本質的には変わりま
せん。
また、刺激を加える中で、必ず関心のアンテナにひっかかるものが出てきます。
どういう行為や行動をとっている時に、喜びや楽しみを感じるかを振り返ってみま
す。
何かを創っている時か、話している時か、書いている時、教えている時、手助け
している時、考えている時、計算している時、描いている時、きれいにしている
時、自然の中にいる時などなど。
楽しみたいのか、笑いたいのか、感動したいのか、ほめられたいのか、感謝され
たいのか、安らぎたいのか。
自分の感覚を少しずつ呼び戻していくのです。
自分を知る手がかりとなるもうひとつのものは、自分に降りかかる“問題”です。
どんなことで困ってしまっているか。
困ってしまうことの解決のために色々取り組んでいる間に、それが得意となって、
自分の強みになる場合があります。
“問題”は、自分をとらえ直すための新たな世界観を得る機会を与えてくれるもの
と捉えればいいのです。
そのままではまずいから、困った事態になってしまっています。
何らかの変化を起こしていかなければならないということです。
ですから、自ずと成長できます。
そういう意味でも、困った事態からも目をそらさず、自分を発見するための機会とし
て活かすのです。
自分を知ろうと思えば、日常生活の中にいくらでもヒントが潜んでいます。
どこか遠くの外の世界に探そうとするから、いつまでも見つからないでいるのです。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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