アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
欲求の実現
自分が自分でいられない状態というのは、自分の欲求を周囲に要求できず、結果、
何一つ実現できないでいる状態とも言えます。
欲求を実現していければ、ストレスを感じることも少なくなります。
四苦八苦の一つにある「求不得苦(ぐふとっく)」というものが、まさに求めて得られ
ぬ苦悩です。
では、欲求を実現していくためには、何が求められるかと言いますと、それが人の
協力やサポートを必要とする場合、要求として表さなければなりませんので、次の
ようなことが求められます。
先ず、要求する意欲があるかということです。
実現させたい欲求はあっても、他者へ要求することをためらうことも多く見受けら
れます。
「恥ずかしい」
「めんどうだ」
「断られたらどうしよう」
などの感情が出てくると、ほとんど要求するところまで行き着きません。
当然周囲に意志は伝わらず、実現はありえません。
次に、要求できるためのスキルがあるかということ。
要求のためのスキルとして、欲求を伝える技術と、受け入れ了解してもらえる
説得力が重要です。
欲求を伝える技術では、何をこちらが求めているのかを正確に伝えなければなり
ませんので、自分自身が、本音の欲求を正確に把握しておく必要があります。
そのためには、欲求を整理し、手段に囚われず、目的をはたせるように、絞り込
んでいかなければなりません。
車(でドライブ=手段)が欲しいのか、楽しい時を共有できる友人や恋人(目的)が
欲しいのか、そこを見誤ると、車(手段)は手に入れられても、真の満足は得られ
ないということになります。
また、受け入れ了解してもらえるためには、信頼作りが大切です。
そのためには、相手の話、意見にしっかり耳を傾けることです。
聞くことが、とても下手な人をよく見かけます。
「自分はあまり興味のないことだから・・・」と、相手の話を上の空で聞いてしまって
います。
たとえ興味、関心のない内容でも、聞くマナーとして、「今私は、あなたの話に
とても関心をもって聞いています」という姿勢・態度が大切です。
それが相手を尊重し、敬う礼儀です。
礼を欠いては、信用、信頼は得られません。
傾聴する時に重要なことは、その話や意見の内容から、相手の価値観を読み取る
ことです。
相手の価値観を尊重する姿勢を示せば、人は好感をこちらに持ってくれます。
相手の価値観に合わせた要求の形を取れば、了解を得やすくなります。
動機や目的をより重要視する価値観の相手か、実績、効果を重要視する価値観か、
誠意や熱意などを重要視する価値観なのかなどで、自分が欲しいもの、成し得た
いもののどこを相手にアピールするかを変えるのです。
これらを主体性をもって実行していくことが、自分が自分でありえることができるた
めの要件なのです。
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