アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
助けられ上手
誰しも、自分の弱さを認めがたいものです。
自分に対しては、大丈夫だと思い込もうとしてしまうがために、現実から目をそらし
がちとなり、他者に弱みを見透かされそうになると虚勢をはり、攻撃的、威圧的に
なりがちです。
いずれも、事態をさらに混乱させます。
弱さを克服し強くなりたいと願うあまり、腕力をつけて喧嘩に強くなろうとする人も
います。
よく、スポーツや武道で精神力を養おうとしますね。
これらの方法で養われる強さは、どちらかというと耐え忍ぶ力、我慢する力です。
忍耐力も必要ではありますが、心の柔軟性による強さこそ養うことが大切です。
釣竿は、柔軟性があるからこそ、大きな魚を釣り上げても折れないですみます。
真っ直ぐ伸びた棒であれば、ぽっきり折れてしまいます。
心の柔軟性を養うということは、何を柔軟にしていくかというと、物事のとらえ方、
受け止め方です。
多様な視点をそなえるということです。
多角度から物事を観察できる、眼を養うことです。
そのためには、乾いたスポンジのような吸収力が必要です。
たっぷり水の入ったコップには、もうそれ以上水を注ぐことは出来ません。
新しい水を注ぎ込むためには、コップをからっぽ(虚)にしなければなりません。
自分に力がなく、何事にも自信が無ければ、助けられ上手になればいいんです。
「あなたの手助けをしたくなる」と人に言わせることのできる自分を作ればいいん
です。
どうすればいいか。
「私は助かりたい。だから助かり方、自分の助け方を教えてください」と言え
ばいいんです。
私は学生のころ、「私は学生ですからお金は払えません。でもそのことを勉強
したくて、先生から教わりたいんです。お願いします。」と頭を下げ、けっこう
タダで、色んな専門的なことを習った経験があります(笑)。
ノンアポで本の著者にいきなり会いに行って、「先生の本は、すばらしいので
会いに来ました」なんて言って、著者と食事をしながら著作の裏話を聞いたり
したこともありました。
どれだけ、相手から吸収したいか、学びたいか、誠意、熱意を示せば相手は、
きちんと答えてくれます。教えたくなるもんです。
大事なことは、こちら側の主体性です。
本気で助かりたい。身につけたい。そのためには、何でもやるぞという姿勢です。
最初から相手に依存し、自分でやるべきこともやらず「助けてください」では、
「仏の顔も三度まで」にもならず、親切な方かお世話焼きの方がせいぜい一度
手を貸してくれるぐらいで、慈悲深い方でも三度目には、困り顔になってきます。
それから、心を空(虚)にする。つまり、謙虚になるということです。
「手立てを教えてほしい」といっときながら、それを提示したら「それはできない」
「そんなの無理だ」と必ず返ってくる人がいます。
これでは手助けするのもいやになります。
正直、素直は、いずれも「まっ直ぐ」が入っていますね。
へそ曲がりは、考え、態度が歪んでいますから、みすみす人を遠ざけます。
曲者(くせもの)と言うでしょう。
曲者として捕らえられたら、やり直し(謙虚に反省)が必要なのです(笑)。
それから、周囲からの支援の受取り上手になるためには、してもらったことに対し
て、めいっぱいの喜び、感謝を伝えることです。
感謝はもとよりですが、喜びを体全体で伝えることは意外に忘れられがちです。
感謝や喜びの表現は、かねてからの心がけが必要です。
その時だけ、表現しようとしてもしきれるものではありません。
かねての生活の中で、人からしてもらったことに対しては、最大限の感謝と喜び
を表すことを心がけてください。
形だけではなく、本当にそう感じられる自分であることが大切です。
私自身、とりたてて才能もなく、弱い人間だからこそ、助けられ上手になることを
心がけました。
そのお蔭で、これまで沢山の人たちに助けられて、ここまで来ることができました。
本当にありがとうございました。
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