アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
アダルトチルドレンの自覚
私の所には、不登校やひきこもり・ニート以外にも、一般の社会生活を送っている方からの相談
もあります。会社員、OL、主婦など。
これらの方たちは、自身が「AC(アダルトチルドレン)であったか」という自覚に至った人たちで
す。
アダルトチルドレン(AC)とは、斎藤学先生の著書(『アダルトチルドレンと家族』)の中で、
「自らの生きにくさの理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつく、ひとつの自
覚」と説明されています。
これは、診断のための医学用語でもなければ、人を誹謗中傷するためのレッテルでもないと
そえられています。
私自身、ACとの出会いは概念からの出会いではなく、まさに当事者との出会いでした。しか
も、その当事者たちのほとんどが、自分がACであることの自覚にいたっていない人たちだっ
たのです。
関わってきたそれらの人たち全てに共通してある特徴を感じていました。
「似ている」「おそろしく似ている」
これが最初の感覚でした。
そこには決まって、それぞれの家族、親の存在があったのです。
それまでの親との関わりの中で、歪められた自己像をもっていました。
親からの置き土産によって、成人してもなお、痛みに支配される生き方を強いられていたの
です。
私は、親の状況から彼ら、彼女らの苦悩の訳が見えてきていました。
それを本人に自覚させることで、結果、家族トラウマからの回復がなったのです。
先の著書でACの概念を知り、これらの状態がまさにアダルトチルドレンであることの認識に
いたりました。
斎藤先生は、「人はこの自覚を用いて、より有効で自由な自己をつくり、その自己を保護
するのです」と述べられております。
これは、私にとってまさに実感でした。
私は以前のブログ http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-a460.html
でも、ACであることの自覚は大きなメリットがあることを述べました。
不登校、ひきこもり・ニートはもとより、いじめ、非行、家庭内暴力、DV、幼児虐待など、すべ
てが、歪められた自己像からのものです。
今、何らかの生きにくさ、生き辛さを感じながら生活しているのならば、アダルトチルドレンと
いう自覚を得ることが、解放への第一歩であるでしょう。
それは真の自己への目覚めの一歩ともなるのです。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/
AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/
NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/