アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
心田への種まき
「自分なりに頑張ってみたけれども、やっぱりダメだった」
「どうせ自分にはできないことなんだ」
「失敗するに決まってる」
挑戦を過度に恐れる青年たちからよく聞かれる言葉です。
私たちは、とかく目の前に現れた結果に対して、あたかもその結果だけが突然起こったという
ように感じているものです。
しかし、物事にはすべて原因があります。
「蒔かぬ種は生えぬ」という言葉もありますが、まさに種(原因)を知らぬまに自分で蒔いてい
るのです。
それに気づけないでいるのです。
結果だけを見れば、当然不条理を感じることでしょう。
求める結果が得られぬ場合、不満や嘆きを抱えますが、ここで振り返ってみてもらいたいの
は、求めただけで、望んだだけで、結果が得られるものと思い込んでいなかったかということ
です。
当然結果を得るためには、その種(原因)を植える必要があります。
望まぬ結果が出るのも種(原因)次第。
望む結果が得られぬのも種(原因)次第です。
いずれも自分が蒔いた種。
蒔く種の中身、また時には蒔くべき種を蒔かぬことによって自ずと結果が現れるのです。
種を植えてから実(成果)が成るまでには、当然時間の経過が必要です。
その期間は、自分では計れないことの方が多いものですが、結果を望むのと同じように、
「いついつまでに結果が出るべきだ」と期間まで自分の思惑通りに考えがちですが、もちろん
そうはいきません。
そうはいかなかったからといって、「やっぱり自分は何をやってもダメだ」と思い込んでしまう
のは、早計です。
人は、現在の自身の見識のレベル(ステージ)に応じた情報しか集めようとしません。
自己評価が低く、否定的なとらえ方があれば、自分のダメさを証明するためにあらゆるもの
を利用します。
うまくいかなかったのは、自分がダメだからでもなく、偶然でもありません。うまくいかない種
(原因)を蒔いているからです。
その種の中でも、特に大事なものは、心の田に蒔いた種です。
心田に蒔かれた種の中身によって、外部への働きかけ(行為・行動)といった環境への種まき
の質が変わってきます。
質というのは、望む結果が出るための適切さです。
ですから、結果がうまくいかない種を心田に植えてしまわないことです。
それはどういった種でしょうか?
ひとつには感情の鈍磨であり、切り捨てです。
痛みから回避する術を覚えてきたアダルトチルドレンは、感情や欲求を抑圧し、思考すること
も停止してきました。
行動の適切さを判断する前に、心田に蒔かれた種の中身を確認しておかなければ、もしそれ
が、「何をしても今さらムダ」という信念であれば、何度繰り返しても望む成果は得られぬで
しょう。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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