アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
「運」とトラウマ 第四回
「運」を開く三つ目のキーワード「活」についてお話ししましょう。
「活」は、活力、活動、活躍などの言葉がありますが、“活かす”という意味ですね。
料理も素材の味を活かしてこそ美味しいものです。
そのためには、その性質をよく知ることが大切です。
日本の文化には、そのものをありのままに活かすという姿勢が見られます。
例えば家屋に使う材木も、それぞれの形状を活かし、適正な場所に利用します。
庭園もそれぞれの樹木の枝ぶりを活かし、人工的なものではなく、自然な風景を演出します。
また、「借景」といって、遠くに望む背景の風景までを取り入れ、全体の庭園にしあげます。
機会や経験、体験を活かせば、私たちは成長できます。
失敗も活かせば、成功のための必要条件となります。まさに成功の母です。
何でも「活かす」という発想をもっていれば、転んでも、傷ついてもそれを教訓とできるので
す。
活かすためには、それを知ることに努めます。
トラウマ体験も、なぜ起こったのか、なぜ傷ついたのかを知ることで、その痛みを克服するこ
とができます。
さらには、なぜ自分に起こったのか。
他でもない自分になぜふりかかったのかを考察することで、自分自身を知ることができます。
そこに、傷つくことを許してしまっている自分がいたことに気づけるのです。
と同時に、起こった出来事が、自分自身の成長にとっての必要条件だったことの自覚に
も至り得ます。
「運」を開くためには、蒔いた種からの必然的な結果に対して、今の自分がどういう姿勢・態
度でのぞむかがキーとなります。
アダルトチルドレンは、わが親との関わりをどう意味づけるかで、本来の自分に戻れるかどう
かが左右されます。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
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