アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
恐ろしきかな自己認識
人間というものは本当に不可思議な生き物です。
釈迦の金言にこのようなものがあります。
『ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で
話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う』
私はこの「心によってつくり出される」ということを日々実感しています。
人は、自己概念、自己イメージの通りにまさになっています。
自分自身が、「自分はこうあることが最も相応しい」と思っている通りの環境、状態になってい
るということです。
ひきこもりが長くなると、すっかり、「苦悩している自分が、最も自分らしい」「人や社会に怯え
ている自分が最も相応しい」と思い込んでしまっています。
だからこそ、見事にその通りに(期待通りに)なっています。
また、少しでもよい状態、状況になっていくと、「これは自分に相応しくない」とでも心の奥から
のささやきがあるのでしょうか、自ら元へ戻ってしまうことをやってしまいます。
このことは、当事者のみならず、その家族にも見受けられることなのです。わが子に変化が
起こり、状況の改善が見えてくると、前へ進むことを阻むことをやってしまうことがあります。
変化することへのためらいなのでしょう。不思議なものです。変化を願いながら、変化すること
への恐れがあるのです。
わが子がひきこもっていることが通常化(安定化)してしまうと、たとえ変化の先がより良い状
態であっても、安定を壊されることに対しての不安が起こるのです。
心配事がないと安心できない。なんとも「人間この不可解なりしもの」です。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
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