アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
不登校・ひきこもり・ニートにみるアダルトチルドレン
私が15年以上も前から関わってきた不登校の子どもたち、8年ほど前から出逢った
ひきこもりの青年たち、そしてニート層。当時はまだ私はアダルトチルドレンを知りま
せんでした。その後内観学会の研修会に参加する機会があり、そこで嗜癖(アディク
ション)を知りました。嗜癖問題を学習する中でアダルトチルドレンの概念を知り、
同時にその特徴を知るにつけ、これまで私が関わってきた青少年たちの行動の意
味が全てと言っていいほど理解できたのです。アダルトチルドレンの実態は、彼ら
そのものでした。
私は不登校やひきこもりを研究してから支援活動を始めたわけではありません。
出会いが先にあり、ある仮説に基づいて関わってみたところ、問題が解決されて
いったという経緯があります。(その詳細はこちらへ)
ですから、彼らの類似性に「何だろう?」と疑問を感じていました。それがアダルト
チルドレンという視点から全て氷解したのです。
と同時に、彼らはACではあっても、アルコール依存症の家庭に育ったわけではなく、
家族(内)トラウマによる影響を受けた子どもたちであること。さらには、アルコール
依存をはじめ、各種依存症(アディクション)であったのは、彼らの祖父母たちの方
がかえって多いということに気づきました。これが後に知ることとなった次世代AC
です。アダルトチルドレンの親に育てられた子どもたちです。
このように私は全てが概念を知る前に、現場で実態を見せつけられるところから
始まっています。その分後に概念を知ってからは、彼らの苦悩の源泉がよく分かっ
たのです。
次世代アダルトチルドレンであることを知ってからは、私の支援目的が少し変わっ
てきました。それは、この子たちが将来結婚し、子どもを持った時、この子どもたち
に家族トラウマを与えてしまわないための支援が必要だと感じたのです。
相談者(ほとんどが親)の二世代先、つまり孫たちの世代にとって、安全な家庭環境
を作るためにも、現在不登校、ひきこもり、ニート状態にある青少年たちの本質的
な改善、回復が重要だとの思いに至ったのです。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/
AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/
NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/