アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ

失敗者?

何かを行えば、失敗はつきものです。

その失敗を過度に恐れていては、何も行動を起こすことができなくなります。

 

 

失敗を恐れているのは、そのことで傷つくことを恐れているからです。

失敗は、ある行為、行動が、自分の望まぬ結果を出したということです。

ですから、改めるべき点は、その行為、行動です。

 

 

ところが、その行為、行動を起こした本体である自分自身を否定してしまうことが多いようで

す。

存在そのものの否定です。

私たちは失敗をしたというだけであって、「失敗者」ではないのです。

行動をやり直せばいいだけのことです。

 

 

過去にいくつかの認めがたい失敗もあるでしょう。

しかし、そのことで、自分の存在が生きていく価値を損なわれることはないのです。

 

 

以前、高校受験を失敗した青年が、父親から「おまえは人生の敗北者だ!」と言われ、その

ショックから字が読めなくなってしまったという事例がありました。

この父親にとって、このトップ高校に合格することは、家族にとっての至上命題となっている

大合格のためには絶対必要なことだったのです。

あるひとつの高校に通らなかっただけで、人生の敗北者というレッテルをわが子に与えてしま

ったわけです。

 

 

自分自身も子どものころ、親から不適切な表現で何かをたしなめられたことがないかを振り

返ってみてください。

「ダメなやつだなぁ」

「見てるとイライラする」

「目障りだ。どこかへ行ってしまえ!」

等など

行為の失敗を自己の否定と受け取ってしまえば、あらゆる失敗が傷つきとなってしまいます。

傷つくことを避ければ、留まることを選びます。

そうなれば、成長はなくなるでしょう。

 

  

私たちは、行動は誤ることがあります。しかし、存在を誤っている人間などいません

存在は生命(いのち)です。

その生命をどう働かせていくか。そこに自己の個性が現れます。

働かせ方を工夫しながら、やり直していくことが成長するということです。

否定されていい生命(存在)などどこにもないのです。

 

 

 

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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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