アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
セルフ・イメージの歪みから
日常生活の中で、不安、恐怖、怒り、恨みといったネガティブな感情が起こり、意志を
コントロールできないでいる場面(状況・状態)を振り返ってみてください。
必ずあることがトリガー(引き金)となって、選択行為において制御がはたらかず衝動的
な行動をとってしまう場面があると思います。
現実の場ではないのだけれども、自身が想定した状況で感じられるものも合わせて
考えてみてください。
私たちは感覚を通して状況・状態を観察し、感情が表出します。この感情は、自身が
何を欲しているのかの手がかりになります。
必要としているものが満たされぬ場合に、不安や怒りなどが起こるのです。
人は自分に相応しいと判断したものを求めようとします。築かれたセルフ・イメージ
(自己像)により、相応しい環境を求め、相応しい境遇を求めます。
周囲からの誤った評価により、歪められたセルフ・イメージがあると、不適切な場面で
恐怖や怒りといったネガティブな感情が表れ、それがたとえ自己破壊的なものであっ
たとしても、自身に相応しいと判断されたものは、形作られてしまいます。
「自分は無価値であり、周囲から必要とされない存在である」といったようなセルフ・
イメージがあれば、周囲から疎外されるような状況を自ら求めてしまうのです。
あなたのセルフ・イメージに最も影響を与えたものは、両親からの評価です。
親の期待に応えきれ愛されたか、応えきれず愛されなかったか。
私たちがそなえるべきものは、親の期待が適切であったか否かを見極める目です。
トリガーにより生じたネガティブな感情を正常化するために取っている習慣は何で
すか?その習慣は不適切な対応ではなかったですか?
他者の欲求を自身の欲求と見誤らず、自らが求めている真の欲求に気づき、
健全なセルフ・イメージを構築しましょう。